塩麹を使おうと思ったのに見当たらない。塩麹の代用品なんてあるの⁉と思ったことはありませんか?
今から紹介させていただくものは、家にあるもので塩麹の代用品になるので、是非目を通してみてください。
その際の注意点や、手順などもご紹介させていただきます。
塩麹とは?
まずは、代用品を紹介していく前に、塩麴とはどのようなものか見ていきたいと思います。
塩麹は名前の通り、「塩」と「麹」で作られている調味料のことです。
麹は豆類、穀物を発酵して作ります。
出来た麴に水と塩を混ぜて、約1週間発酵させると、白くドロッとした甘酒のような調味料が完成します。
肉や魚、野菜を漬け込んで使用したり、炒め物など幅広く調理に使われています。
塩麴に漬けると、適度な塩味が付くと同時に食材のうまみがより引き立ちます。また、お魚やお肉は柔らかくなります。調味料として使うと、料理の旨味や甘味がプラスされます。
飲み物で塩麹の代わりになるもの
炭酸と言っても代用できるもの3つを取り上げていきたいと思います。
コーラで塩麹の代用
コーラの強い炭酸と、酸性という特徴を生かして、炭酸水素ナトリウムが肉の灰汁を溶かします。
そのおかげで、肉の臭みをなくしたり、お肉の組織を壊して、柔らかくすることができるのです。
しかし、コーラは、甘いので塩辛くしたいときには注意してください。
ビールで塩麹の代用
ビールも、コーラと変わらないくらいの代用品として使用することができます。
ビールは、酵素が入っているので、コーラ以上に食材の美味しさを引き立てることができるでしょう。
コーラとは違って、ビールには、甘さや塩味がないので下味はしっかりと漬けてください。
甘さの必要のない料理にはビールの方がおススメです。
炭酸水
炭酸水は上記二つと同じように素材を柔らかくする効果を得られます。
その上、無味なので塩を加えるとより塩麴に近くなります。
味の調節も比較的簡単な炭酸水も手軽に代用することができます。
甘酒で塩麹の代用
塩麹とより近い効果を期待できるのは、甘酒です。
その中でも酒麹のものではなくて、米麹で、なおかつ加熱処理のされていないものがおススメです。
非加熱だと、麹菌が生きたままになっているので、より塩麹に近い代用品として使えます。
食べ物で塩麴の代わりになるもの
プレーンヨーグルトで塩麹の代用
食材を柔らかくするために塩麹を使用する場合、プレーンヨーグルトで代用できます。
ヨーグルトには乳酸菌が多く含まれています。
乳酸菌はタンパク質を分解する効果があり、お肉を柔らかくする効果が発揮されるのです。
高たんぱくな部分はより柔らかく、ジューシーに食べることができます。
また、酸性なので、保水性を持たせることができて、代用するには良いことばかりです。
ヨーグルトメーカーに胸肉セット!とりま9hでチャレンジ(๑•̀ㅂ•́)و✧
— さらりん (@saralin0715) April 7, 2019
さて、今回は塩麴も入れて無いので、お前の実力とやらを…(。-`ω-)
ヨーグルトメーカーでも鶏肉などを柔らかくすることができるようです。
ヨーグルトメーカーで柔らかくなるので、塩麹の代用品で味をほんのりつけて作ってみるとより美味しくお肉を食べれるのではないでしょうか。
パイナップルで塩麴の代用
パイナップルはプロテアーゼと呼ばれる酵素がたくさん入っているため、肉に含まれるたんぱく質の分解をします。
そのため、肉を柔らかくする働きがあるのです。
小さめに刻んだパイナップルに生肉を漬けて置くことで塩麴の代用品として使うことができます。
缶詰でも使用することはできますが、生のパイナップルを使用する方が効果は得られるのでおススメです。
パイナップルが家庭にない場合は、キウイ・りんご・メロンなどのフルーツでも代用可能です。
舞茸で塩麴の代用
舞茸にもお肉を柔らかくする酵素が多く含まれています。
ほかの食材と比べても圧倒的に多いので、柔らかくするのにはうってつけです。
舞茸自体に味はないので様々な味で様々な味付けで食べることができます。
また、使った舞茸をそのまま調理して、ソースや添えて食べることも可能です。
玉ねぎで塩麹の代用
細かく刻んだりすりおろしたりして漬け込んでおくとお肉が柔らかくなります。
玉ねぎのにおいはきついので料理によっては注意が必要です。
レシピによってはすりおろし大根で代用できるのでそちらで試してみてください。
すりおろし大根は長く漬けすぎると、食材が柔らかくなりすぎてしまうので注意してください。
調味料で塩麹の代わりになるもの
塩で塩麹の代用
塩麹の材料でのある塩は、もちろんですが塩麹の代用として使うことができます。
塩麹の代わりとして使用するときは、同じ分量で使用しては塩気がとても強くなるので気を付けましょう。
目安としては、塩麹を使用する量の半量を加えるようにしてください。
麹から出る、甘味や、旨味を引き立てることは出来ないので注意するようにしてください。
味噌で塩麹の代用
味噌は発酵食品なので、塩麴と同じ麹が含まれていることが多いので、塩麹と同じように食材を柔らかくする効果があったり、塩味を付けてくれます。
味噌を塩麴として代用する際は、加熱処理のされていない味噌を選ぶようにしましょう。
また、味噌は味が濃くなりすぎることがあるので、水を入れて、薄めたり調節してください。
料理酒で塩麹の代用
料理酒は材料に米麹を使用しているので、食材を柔らかくする効果があります。
また、料理酒には、料理にコクや旨味を出す効果もあるので、とても有効に使える調味料です。
重曹で塩麹の代用
重曹を使用するときは、塩と水を一緒に使うようにしてください。
重曹と塩は水にしっかりと溶かしておくことが大事です。
作った重曹の中にお肉を漬けて置くことによって柔らかくなります。
今日は塩豚のシチュー作るカァ🤤
— minori (@minorin_ta) July 16, 2020
塩麴無いから普通に塩漬け+重曹でええかな?
塩麹がない場合に重曹で代用する際は水も一緒に使用するようにしましょう。
塩麹を代用する際の注意点
代用品の中では、注意していただきたいことをご紹介します。
味の調節
代用品によっては塩味がないものや、濃すぎるものがあります。
ヨーグルトや甘酒や炭酸水は塩味がありません。
その場合は塩味をプラスして、味をつける必要があるので覚えておいてください。
それとは逆に、味噌や塩を使う際は入れすぎに注意してください。
甘さの調節
発酵する際に塩麹は甘味が出ます。
そのため、塩麹の代用品として炭酸水やプレーンヨーグルトを使用する際は甘味を足す必要があります。
逆にコーラや甘酒を使用する際はそれ自体に甘味があるので味の調節をしてください。
麹菌が含まれている場合
麹菌は加熱されると働きがなくなり、加熱処理していない麹菌は生きています。
麹を材料として作られている甘酒や料理酒は、加熱処理していないものを選ぶと、より効果が発揮できます。
塩麹がない時の代わりになるものまとめ
塩麹は沢山の場面で活躍することができます。
すぐに使いたいときに見つからない場合は、キッチンにあるもので代用することが可能です。
代用品の使い方によっては塩麹よりも自分好みの料理が仕上がるかもしれません。
料理によって、代用する食材を変えて、美味しい料理を作りましょう。