大切な書類や保管が必要な用紙をファイリングしておきたい時ってありますよね。
このような時、2穴ファイルをよく利用しますが、穴を開けたいけれど「穴あけパンチがない」なんて経験はないでしょうか?穴あけパンチは使用頻度も低い為、わざわざ購入することなく、身近なもので代用できれば良いですよね。
穴あけパンチがない時に代わりになる品をご紹介します。
穴あけパンチの代用品
穴あけパンチを利用した時のように一度にキレイに開けることは不可能ですが、先端が尖ったものや、穴を開ける道具は代用できます。
まずは、ご家庭にある身近なものから「穴あけパンチ」の代わりになる品をご紹介いたします。
① 刺繍針、安全ピンで穴あけパンチの代用
刺繍針又は、安全ピンを穴あけパンチの代わりに利用できます。
上手く開けるコツは、1度に穴を開ける場合は、紙は2.3枚とし、枚数を重ねて開ける際は、それぞれの紙の穴を開ける箇所に目印を付けて針先を通して開けます。
刺繍針、安全ピンは、先端が細い為しっかりした穴を開けたいときは、割り箸など併用すると良いでしょう。
② 箸で穴あけパンチの代用
毎日利用している箸を、穴あけパンチの代わりに利用できます。
箸は本来、穴あけ用の道具ではないため先端が尖っていないので、始めに縫い針などで穴を開けてから、箸を通すことが上手く空けるコツです。
穴の大きさは、箸の差し込み加減で用途に応じて変えられます。
③ 鉛筆で穴あけパンチの代用
鉛筆が穴あけパンチの代わりになります。
利用する際は、よく削った鉛筆を利用しましょう。
鉛筆の先は欠けやすいので、紙は1枚づつ開けます。
鉛筆の差し込む深さを変えれば穴の大きさを変えることが可能です。
紙が黒く汚れた時は、消しゴムで消すことができます。
④ シャープペンシルで穴あけパンチの代用
シャープペンシルを穴あけパンチの代わりに利用できます。
紙が汚れるので、芯は出さず先端部分で、紙を1枚づつ開けのが上手く空けるコツ。
先端部分の差し込みを変えれば穴の大きさは変更可能です。
⑤ カッターナイフで穴あけパンチの代用
カッターナイフを穴あけパンチの代わりに利用できます。
上手く開けるコツは、1度に穴を開ける場合は、紙は3枚程度にし、クリップなどでしっかり止めてずれないようにします。
穴を開ける時は、古雑誌など下敷きを準備し、紙の下に敷きましょう。
穴を開ける箇所に丸印を付け、カッターナイフの先端を利用して丸印をなぞる様にゆっくり切り開けます。
⑥ 竹串で穴あけパンチの代用
竹串を穴あけパンチの代わりに利用できます。
竹串は、紙より少し厚めの素材のもの、例えば段ボールに穴を開けたいときにも役立ちます。
上手く開けるコツは、紙に垂直に竹串を刺すことです。
竹串を利用する際は、竹串のささくれに注意して使用しましょう。
また、厚めの素材に利用する時は、力を入れて穴を開けると竹串が折れてしまうため力加減に注意します。
⑦ 画びょうで穴あけパンチの代用
画びょうを穴あけパンチの代わりに利用できます。
画びょうは、先端が短い為、使用しづらいですが、穴を開ける紙は1.2枚にし、紙がずれないようにクリップなどで止めて、穴を開ける箇所に印を付け画びょうを刺します。
⑧ 釘で穴あけパンチの代用
釘を穴あけパンチの代わりに利用できます。
枚数を多く開ける場合は分けて作業しましょう。 重ねて開ける場合は、クリップなどでしっかり止めてずれないようにします。 穴を開ける時は、机を傷付けないように、紙の下に敷く、古雑誌やゴムマットなどを準備します。
穴を開ける箇所に目印を付け、釘は紙に垂直に通すことが上手く空けるコツです。
⑨ DIY用ドライバーで穴あけパンチの代用
DIYでよく利用するドライバーですが、先端がプラスのもの、マイナスのものどちらも穴あけパンチの代わりに利用できます。
先端が尖っていないので、キレイな穴にはなりませんが、紙なら2.3枚一度に穴開けできます。下に敷くゴムマットや厚紙を準備し、穴を開ける箇所に目印をつけて、垂直にドライバーを押しあてるのが、上手く穴を空けるコツ。
マイナスドラバーを利用する場合は、穴の大きさを加減できます。小さい穴にする場合は先端の角を利用します。小さい穴が開いた後は、割り箸などを差し込み、穴の大きさを変えることが可能です。
⑩ 千枚通し、キリで穴あけパンチの代用
千枚通しは、従来紙の束に穴を開けるために利用していた文具です。キリも先端が尖っているので穴あけパンチの代わりには最適です。どちらも金属でできており針が長いことから、紙以外の厚紙やプラスチック製のものにも利用でき、穴あけパンチでは穴を開けづらい箇所にも利用できます。
枚数を多く開ける場合は、クリップで止めて穴を開ける箇所に目印を付け、古雑誌など下に敷き、先端を垂直に当て回しながら下敷きに当たるまで押すと上手く穴が開きます。
千枚通し、キリのどちらも先端が尖っている為、作業の際は手をケガしないよう注意して利用しましょう。
⑪ 彫刻刀で穴あけパンチの代用
今では、少なくなりましたが、年賀状を芋版で作成していたという方、家のどこかに眠っていませんか。
図工の際に使用していた、彫刻刀は穴あけパンチの代わりに最適。
彫刻刀は、刃先が数種のものがセットになって販売されています。その中に刃が丸い形をした、丸刀や半丸刀を利用すればキレイに穴を開けることができます。刃は丈夫な素材なので、強度なものにも穴を開けることが可能です。
穴を開ける箇所に目印を付け、穴を開ける紙がずれないようにクリップで止め、ゴムマットなどを下に敷き、彫刻刀を反転させながら垂直に押して切り抜きます。キレイに仕上がるコツは、穴を開ける紙の枚数を少なくすること。穴が切り抜き易くなります。
⑫ ハトメパンチで穴あけパンチの代用
ハトメパンチは、レザークラフト、手芸でよく利用されていますが、材料に金属の輪を取り付ける道具です。
1穴パンチと形状も似ており穴あけパンチの代用には、最も適しています。
上手く使用するコツは、穴を開ける枚数を少なくし、紙がずれないようにクリップで止めて使用しましょう。
枚数を多くすると、力を入れすぎて紙がずれてしまいキレイに穴が開きません。
⑬ ルーターで穴あけパンチの代用
ルーターも穴あけパンチの代わりに利用できます。
ルーターは、日曜大工、DIY、プラモデルや工作などで幅広く使われます。本来、木工を加工する電動工具ですが、ネイルのお手入れにも使用されており女性にも手軽に使えます。
最近では、手軽なミニルーターが100均ショップで、数百円で購入できます。
ルーターは割れやすい素材のものだったり、穴あけパンチでは開けられない硬い素材、厚みのあるものに簡単に穴を開けることが可能です。
但し、電動工具なので使用する時は、指先などのケガに注意し作業しましょう。
穴あけパンチの代わりにならないもの
先端の尖ったものなら、ボールペンでも代用ができると考えますが、インクで紙を汚してしまう恐れがあります。
大切に保管したい書類など、汚したくないものには「ボールペン」の代用は不向きです。
ハサミも代用できそうですが、先端が丸いハサミは穴が開きません。
また、先端の尖ったハサミもありますが、紙に差し込む時に、ハサミ本体を握ることになり、怪我をすることも考えられるためお勧めしません。
まとめ
ご家庭の中にある身近なもので、穴あけパンチの代用品ををご紹介しました。
身近なもので、手軽に代用できますが、キレイに穴が開けることができなかったり、開けたい穴のサイズや箇所が統一できない可能性があります。
重要な書類、保管が必要な大切な紙は、穴あけパンチを利用することをお勧めします。
また、先端の尖った千枚通しやキリ、カッターナイフ、電動工具はケガをすることも考えられますので、作業の際は、注意を払いながら使用しましょう。
使用頻度が低い穴あけパンチですが、100円ショップで購入できますので、ご家庭に1つ購入されるのも良いと思います。