ヘアオイルの代用品/ヘアオイルがない時に代わりになるものは?

ヘアオイルの代用品/ヘアオイルがない時に代わりになるものは?

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髪にツヤとうるおいをもたらしてくれるヘアオイル。

女性だけでなく、男性にも人気が高いアイテムです。

今回は旅行の際に持っていくのを忘れてしまった方や、よく分からないから購入をためらっている方などのために、ヘアオイルの代用品を紹介します。

目次

ヘアオイルとは

ヘアオイルとは髪を保護・保湿するためのヘアケア剤であり、植物性のオイルなど様々な油が主成分になっています。

お風呂上がりに髪を乾かす直前やヘアセットの際などに使うことで、髪を乾燥から守ってくれたり、まとまりのある綺麗な髪にしてくれたり様々なケアをすることができます。

まずはヘアオイルの役割から紹介します。

ヘアオイルの役割

潤いとツヤを与え綺麗な髪になる

ヘアオイル最大の役割は、髪の保湿・保護です。

髪のパサつきは、毛先がダメージを蓄積し乾燥することによって引き起こされます。

ヘアオイルの油は髪に潤いとツヤを与え、この乾燥から守ってくれます。

潤うことで髪がまとまりやすくなり、サラサラとした綺麗な髪になるのです。

ドライヤーの熱から髪を守る

ドライヤーの熱というのは髪を傷めやすくしてしまいます。

お風呂上りに髪を乾かす前、濡れた状態の髪にヘアオイルをつけると、ドライヤーの熱から守ってくれます。

これはオイルが髪をコーティングしてくれるため、熱によるダメージを軽減してくれるからです。ヘアアイロンを使う際にも同じことが言えます。

髪に蓋をして乾燥を防ぐ

お肌でいうところの乳液の役割もあります。

髪を洗う際にトリートメントで潤いを与えても、時間が経過することで徐々に乾燥していってしまいます。

ヘアオイルは髪に蓋をしてくれるので、一度与えた潤いをキープしてくれます。

その結果、髪の乾燥を防いでくれます。

ヘアオイルの使い方

使用するタイミングは下記の2つの場面です

  • 髪を洗いタオルで拭いた後、ドライヤーで乾かす前。
  • 朝のヘアセットの際。(ヘアワックスを使用する場合はヘアオイル→ヘアワックスの順番。)

適量を手のひらでのばし、毛先を中心に髪全体になじませてください。

量の目安は以下になります。

  • ショートヘア 1~2滴
  • ミディアムヘア 2~3滴
  • ロングヘア 3~4滴

ヘアオイルの種類

ヘアオイルには植物性、動物性、鉱物性の3種類のオイルがあります。

植物性のオイル

植物から採れるオイルのことです。天然の成分なので、髪にやさしいものが多いです。

オリーブオイル

オリーブの実から採れる油を使用したものです。ビタミン、ポリフェノール、ミネラルを含み、老化を防ぐなどの美容効果も期待できるヘアオイルです。

椿油

ヘアオイルというより、「椿油」として売られているイメージが強いかもしれません。椿油は昔から化粧品や工芸品など、様々な場面でツヤを出すために用いられてきました。保湿力の高い成分が多く含まれているのが特徴です。

ホホバオイル

ホホバという植物から採れる油です。べたつきが無く、サラサラとしているのが特徴です。また潤いを与えワックスエステルという成分が多いので、保湿力が優れています。

アルガンオイル

モロッコに生えているアルガンという植物から採れる油です。100キロの実から採れる油の量は約1リットルと、とても希少なもので、他よりも高価なのが特徴です。しかしビタミンEはオリーブオイルの約3倍といわれ、カロテン、必須脂肪酸など栄養素が高いオイルです。

動物性のオイル

馬油

馬の皮下脂肪から採れる油です。馬油のシャンプーなどがあるように、髪にとって栄養価が高く、血行の循環にも機能します。髪だけでなく肌にも使用することができ、スキンケアとしても重宝します。

スクワラン

サメの肝臓に含まれる油から作られたものです。人間の皮脂にある成分と同じ成分が含まれているため、髪や頭皮によく馴染んでくれるのが特徴です。

鉱物性のオイル

鉱物性のオイルとは、石油から取り出した純度の高い油のことです。不純物を除去する工程を経ているので、石油の臭いなどはしません。

植物性・動物性のオイルと違って人工物のオイルなので、髪や頭皮に馴染むという性質はありません。その分髪に残る時間が長くなるので、潤いやツヤの持続時間は長くなります。

ダメージ保護のためにシリコンが含まれている商品が多い傾向にあります。

またワセリンやベビーオイルなど、鉱物性のオイルは別の商品としても使用されています。

ヘアオイルを選ぶ際は、成分表示を確認して3つの種類のどれなのか、気にしてみてください。

以上ヘアオイルの役割や、種類などを紹介してきました。

しかし、「本当か分からないから、買うのをためらう。」と思う方もいるでしょう。

「旅行に来たけど、ヘアオイルを持ってくるの忘れてしまった。」「ヘアオイルを切らしてしまって家に無い。」とお困りの方もいるかもしれません。

そんな方のため、ここからはヘアオイルの代わりになるものを紹介します。

ヘアオイルの代わりになるもの

①ハンドクリームでヘアオイルを代用

手を保湿するためのハンドクリーム。髪を保湿するためにも使用できます。

ハンドクリームには油分が含まれており、この油分が肌を覆うことで乾燥を防ぎます。この役割がヘアオイルと同じため代用として可なのです。

ハンドクリームならカバンに常備していることも多いでしょう。旅先でもすぐに取り出せ、ヘアオイルの代用としてもってこいです。

しかしつけすぎには注意です。ハンドクリームは本来手の乾燥を防ぐもの。手と髪では乾燥の度合いは手の方が強く、乾燥を防ぐ成分はハンドクリームの方が強いです。

保湿力の強いハンドクリームが頭皮に付着してしまうと、毛穴が詰まってしまう可能性もあるのでつけすぎには注意が必要です。

また手と髪両方に使用できるクリームも販売されています。カバンに入れておけば一石二鳥。出先でちょっと髪をまとめたくなった時などにも活躍できるのでおすすめです。

②乳液・化粧水でヘアオイルを代用

乳液も化粧水も肌につけるものですが、髪につけても問題ありません。

どちらも顔につけるついでに使用できる代用品です。

乳液の方が油分が多いため、髪によく馴染み、潤いの持続時間は長いです。その分髪に残る時間も長いので、ハンドクリーム同様に頭皮の毛穴を詰まらせないように注意が必要です。つける量や長時間の使用は避けましょう。

化粧水は水分が多いため、パサついている髪に水分をもたらしてくれます。すぐ蒸発してしまいますが、短時間で乾いた状態になるので毛穴の詰まりは心配いりません。

③ボディークリームでヘアオイルを代用

ボディークリームはハンドクリームよりも水分が多いため、べたつきが少ないのが特徴です。

ボディークリームには鉱物性の油など、ヘアオイルに共通したオイルが成分として含まれています。

体に使用した際、手に残ったクリームをそのまま髪につけることができるのでとても楽な方法です。

乾燥した冬に登場回数が増える保湿クリームや、万能で何にでも使えるニベアクリームも使用できます。

④ベビーオイルでヘアオイルを代用

鉱物性のオイルを紹介した時に説明しましたが、ベビーオイルには鉱物油というヘアオイルと共通したオイルからできています。

その鉱物油を赤ちゃんのスキンケア用に商品化されたものがベビーオイルなので、ヘアオイルとして使用しても問題ありません。

赤ちゃんが使うということもあり、無香料のものが多いのも特徴です。臭いをつけたくない人にとってはおすすめです。

⑤ワセリンでヘアオイルを代用

ワセリンもヘアオイルと共通したオイルである、石油の不純物を取り除いた鉱物油からできているものです。ベビーオイルと同様に無香料のものが多いです。

ヘアオイルと同じような保湿や保護が期待できます。

ベビーオイルもワセリンも石油由来の成分のため、髪や頭皮には馴染みません。つけすぎるとべたついてしまったり、頭皮の毛穴を詰まらせてしまったりするので、注意してください。

⑥リップクリーム・リップバウムでヘアオイルを代用

唇の乾燥を防ぐためのリップクリームにも油分が含まれています。

その油分は髪を乾燥から守るためにも使えます。

スティック状のリップクリームを使う際は手のひらに適量を取ってから髪に塗るようにしましょう。伸ばしにくい場合は、水を含ませると伸ばしやすくなります。

⑦ネイルオイルでヘアオイルを代用

爪と甘皮の保湿のために使われるネイルオイルも代用可能です。

ネイルオイルにはホホバオイルやオリーブオイルなどの植物性のオイルが多く使われています。植物性のオイルは、種類の説明でも紹介しましたが、ヘアオイルの成分のひとつです。

そのため普段は爪に使うネイルオイルですが、髪に使っても大丈夫なのです。

⑧ホホバオイルでヘアオイルを代用

植物性のオイルを使ったヘアオイルの中に、ホホバオイルという種類がありました。

このホホバオイルは、美容オイルとしても売られています。肌にも髪にも使うことができるため、このオイルで肌用とヘアオイルの兼用にすることもできます。

ホホバオイルの最大の特徴は、潤いを与えてくれるワックスエステルという成分が90%を占めるという点です。ワックスエステルというものは人間の皮脂にも含まれており、肌に馴染みやすく乾燥を防いでくれます。

またホホバオイルにはビタミンEが含まれており、シワやたるみを防いでくれるなど老化防止にもなります。

これらのメリットのあるホホバオイルをひとつ常備しておくと便利に使うことができますね。

⑨オリーブオイルでヘアオイルを代用

オリーブオイルもヘアオイルの成分になっているオイルのひとつです。ヘアオイルとして使用しても大丈夫です。

オリーブオイルにもビタミンEが含まれており、老化防止などの美容も期待できます。

しかしオリーブオイルといっても、代用できるものは美容用のものであり食用のオリーブオイルではありません。

美容用のオリーブオイルは肌への刺激を低減させるための加工をしています。

食用のものは料理に使う用なので、肌にやさしい加工しておらず、香りや風味付けがされています。もちろん成分は同じなので食用でも同じ結果は得られる可能性は高いです。

しかし臭いや、油分によるニキビなどのトラブルを避けるためにも、食用の使用は控えた方がいいでしょう。

⑩マヨネーズでヘアオイルを代用

食用のオリーブオイルは避けた方がいいですが、食用の商品で代用できるものがあります。それはマヨネーズです。

もちろんマヨネーズも肌にやさしい加工はされていません。臭いもついてしまう可能性が高いです。

しかし、マヨネーズの成分である卵、油、お酢はどれも髪に良いものなのです。

髪の毛はタンパク質から作られています。同様にタンパク質が主成分である卵を使うことで、髪にタンパク質を補充してくれるのです。油はヘアオイル同様に髪に蓋をしてくれますし、お酢は傷んだ髪を引き締めてくれます。

実際に卵の成分が含まれたトリートメントも存在します。

ヘアオイルがない時に代わりになるものまとめ

今回はヘアオイルの代用品を紹介してきました。

ヘアオイルとは髪を保湿・保護してくれるヘアケア剤で植物性、動物性、鉱物性のオイルがあります。

基本的に肌につけるクリームなど、保湿目的で使用されるものは髪に使用することができます。

特にハンドクリームはヘアオイルが切れている時や旅行に出かけている時などに幅広く使える、汎用性の高い代用品でした。

ベビーオイルやワセリンはヘアオイルの成分とも同じため代用できます。

植物性のオイルでは、ホホバオイルやオリーブオイルなど美容ケアもできるオイルがあるので、肌用と髪用の兼用でもおすすめできます。




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