まとめて炊いたご飯を冷凍保存しておく家庭も多いのではないでしょうか?冷凍ご飯を学校や職場にもっていくお弁当に使えると助かりますよね!そこで今回は冷凍ご飯はお弁当にそのまま入れられるのかや、美味しく食べるコツなどご紹介したいと思います。
冷凍ご飯はお弁当にそのまま入れていいの?
冷凍ご飯自体はお弁当にも使っていただけますが、お弁当に入れる場合は必ず解凍してから使用してください。
そのまま入れてはいけない理由
夏などはお弁当の傷みの軽減になるかな?と凍ったままのご飯を入れたくなる気持ちになりますが、自然解凍では、ご飯の特に中心部分に固いところが残っていたり、べちゃべちゃなご飯になってしまうので冷凍ご飯は温めなおしてから入れましょう。
ですが、会社にレンジがあるなどの場合のみ、冷凍ご飯を解凍せず持っていき、食べる前に温めることが出来るならば冷凍ご飯をそのまま持っていく方がホカホカのご飯が食べれるかと思います。
解凍方法
レンジに入れる前に冷凍ご飯にひとつまみ程度の水をかけて、弁当の蓋を少しずらしてあたためます。
解凍にもコツがありまして、コツがわかると、ご飯がパサパサするのを防いでくれたり、味を落とさず食べていただくことができます。
解凍のコツは後ほどしっかりみていきましょう!
美味しく冷凍ご飯のお弁当を食べる為には、そのまま持っていくのは温める場所がない限りはおすすめできません。
冷凍ご飯はお弁当に向いていない
タイミング
お弁当に冷凍ご飯も使用はできると言いましたが、そもそも冷凍ご飯は解凍後すぐ食べるのが1番好ましいタイミングかなと思います。
お弁当は、解凍してからずいぶん食べるまでに時間が空いてしまうので冷凍や解凍段階でいくつかコツが必要になります。
解凍し時間がたったご飯は水分がどんどん抜けていってしまうので、ご飯の水分をお弁当の時間までたくさんキープできるかが、重要になるかと思います。
ニオイの変化
また冷凍ご飯を長い時間密閉されたお弁当の中に入れていると独特なニオイに変化することがあります。
臭いの原因は冷凍庫やお米の保存場所などのことがあるようです。
お米は他の食材の香りを吸収しやすいので、保管している場所や冷凍庫の中は清潔に保つことで気になるニオイを防ぐことができます。
また解凍してニオイが気になったら、小さじ半分くらいの日本酒をふりかけて、5分ほど待ちます。
その後レンジで30秒温めるとニオイが落ち着くそうです。
冷凍ご飯から酸っぱいニオイがしたら、細菌が繁殖し腐っているので食べてはいけませんが、冷凍庫のニオイやお米の穀物感の強い香りでしたらこの方法をぜひ試してみてください。
冷凍ご飯の問題点が色々わかりましたが、それでも一工夫することで美味しく食べることのできる方法をまとめていこうと思います!
保温ジャーの活用でホカホカの状態で食べられる
保温ができるお弁当箱のことで、最近は様々な種類の保温ジャーがありますよね。
保温ジャーを使えばご飯を冷ます手間が省けるので時間のない日には助かります。
保温ジャーを使うときは、冷凍ご飯をレンジで2~3分温めた後、すぐに保温ジャーに入れてください。
すぐに入れることでご飯の水分を逃がさずホカホカ美味しい状態のご飯が食べられますよ!
さまざまなメーカーが保温ジャーや保温弁当箱などを売り出していますよ。
我が家はこちらのタイプを主人が使っていてお昼に食べる時もご飯はほんのり温かく、パサパサしているようなこともないそうです。
娘はこちらを使っています!
女の子でも使いやすいデザインのものや最近の保温ジャーは持ち運びもしやすく副菜もたくさん入れられたりと、年齢・性別問わず使用しやすいと思います。
またお弁当タイプの保温ジャーはないけど、スープジャーならあるという場合は、スープジャーを代用することができます。
お弁当の冷凍ご飯を美味しく食べる方法
リゾット風に
さらにスープの素を持っていっておけばお湯を加えてリゾットのようにできてさらに美味しく食べていただけますよ。
こちらの冷凍ご飯はスープジャー用に容器を選び、炊きたてのご飯を冷凍されています。
スープジャー弁当用に使うときはこのご飯をラップに包み、レンジで1分ほど温めて、また冷たさが残る程度に温め、保冷剤代わりに夏は持っていけて、スープの素やお出汁をスープジャーに食べる前に注ぎ入れればご飯も芯が残ったりすることなく、するっとした食感で食べていただくことができます。
味付けご飯にする
工夫をすれば美味しく食べられる冷凍ご飯ですが、やっぱり炊きたてのご飯には敵わないですよね。
そんな時はいっそオムライスやチャーハンなど解凍後に調理してお弁当にいれるのもおすすめです。
チャーハンは炊きたてご飯を使用するより水分が抜けた冷凍ご飯や冷ご飯のほうが、パラパラ食感の美味しいものに仕上げることが出来ますし、オムライスはケチャップなどの調味料を加えるので、パサパサすることなく食べることができます!
調理の手間はありますが、冷凍ご飯のほうがむしろ美味しく作れるので、お弁当のレパートリーに取り入れてみるのはいかがでしょうか?
お弁当😋私のお弁当
— akiitos (@akiitos_ajimino) May 26, 2021
※たっぷり卵チャーハン
※焼き鶏、焼き椎茸
※三色アスパラ(下にマヨネーズ)
※里芋とイカの煮物#お弁当 #冷凍ご飯消費 #アスパラの季節 #おうちごはん pic.twitter.com/2seLgmJ6iK
この他にもオムライスは冷凍ご飯で作るという方が多くいることがわかりました。
冷凍ご飯は長くても1か月くらいで消費するのが好ましいです。
ですが、1週間を過ぎるころには味が落ちていくので、冷凍ご飯が溜まってしまったときは、大量に消費できる炒め物はおすすめです。
カレーやどんぶり用の具材を持参する
保温ジャーやスープジャーがあれば、そこにカレーのルーや中華丼の具などをいれて持っていき、かけて食べると多少パサついたご飯でも水分を吸収して柔らかいごはんに戻ります。
レンジがある環境でしたら、レトルトのものをそのまま持っていき冷凍ご飯にかけて熱々を召し上がってもらえると思います。
手軽に準備できますし、たまには違った雰囲気のお弁当タイムが楽しめるのではないでしょうか!
おにぎりにする
ご飯のパサパサ食感を防ぐのに、おにぎりは海苔もまくのでかなり効果的です。
ラップと海苔でダブルで乾燥を防いでくれ水分を閉じ込めておくことができますし、塩をつけて握ることでお米自体の甘みも増して美味しく冷凍ご飯をお弁当で食べることが出来ますよ!
最初からおにぎりにして冷凍される方もいますよ。
こちらも解凍するだけになるので手間が省けておすすめです。
様々なアレンジが出来ますので参考にされてみてください。
解凍方法を工夫する
この解凍方法をしっかり理解しておけば、つやのある炊きたてに負けない美味しさのご飯をお弁当タイムで召し上がっていただけますのでみていきましょう!
レンジで温める前に水やお酒をかけて1~2分温め、1度混ぜてさらに2分温める方法もありますが、
これから説明させていただく方法のほうがラップについた水分を逃さず、水分を含んだふっくらご飯になると思います。
時間をおいて食べるお弁当には1番いい方法だと思いますのでお試しください。
ラップをかけておいて2~3分レンジで温める
ラップをかけておくというのが1番大切で、かけておくことでご飯の水分を逃がしません。
温める時間はレンジのワット数で変わるのですが、我が家は600ワットで2分半で解凍できています。
レンジの機種でも違うかもしれませんが、ご参考にされてみてください。
ご飯を冷ますときもラップで包んだままにする
パサパサ感のない冷凍ご飯に仕上げるために最も大切な工程で、温めたご飯を冷ますとき、ラップをはずしてはいけません。
ここでラップを外すと蒸気で水分が一気に逃げてしまうためご飯が冷めるまでは置いておいてください。
この冷ましている間に我が家はおかずを作っています。
ご飯に限らずおかずもしっかり熱をとってからお弁当にいれないと細菌が増えてしまい、食中毒の原因になりかねませんのでここはしっかり待ちましょう。
粗熱が取れたらご飯をお弁当に詰める
ラップの上から触ってみて熱くなければ、ラップを外しお弁当にほぐしながらいれましょう。
そうすると水分を含んだモチっとした美味しいごはんがお弁当タイムで楽しめますよ。
※粗熱とは、大体28℃くらいの温度のことで、触ってぬるいなと感じる程度の温度です。
朝はバタバタとしてしまうので、早くご飯を冷ます方法でラップをかけているご飯の上に小さな保冷剤をおくという裏技があります。
このときもラップは外さずに行うことがポイントです。
格段に冷ます時間が短縮されますので、ゆっくり冷ます時間がないときはお試しください。
おはよう!!
— 飛鳥 (@asuka1921) July 27, 2021
今日の旦那弁当は、
鮭と胡麻の混ぜご飯・厚切り豚ロースの葱おろしぽん酢・だし巻き玉子・焼き茄子とトマトのマリネサラダ🌸
家の作り変わってるから台所までクーラーの風来やんし、扇風機は粗熱取りで使ってるから毎朝弁当作り→🚿🛁w
皆も熱中症にお気を付けて⚠
行ってらっしゃい♡ pic.twitter.com/aRUHAm7eQr
粗熱取りに扇風機を使う方を発見しました。
季節限定ではありますが、暑い夏は冷めにくいのでこの方法も両手があいて別のことができるので助かりますね!
ごはんを美味しく冷凍するポイント
解凍をしっかり工夫しても冷凍の段階でご飯の水分が減っていたら意味がありませんよね!
ですので、上手に冷凍する工程を今度はまとめていきましょう。
炊きたてのご飯を茶碗に1杯分ずつ取り分ける
炊きあがったご飯をすぐ、1膳分づつ分けていきます。
炊いて時間が経ってしまったご飯は色が悪くなってしまったり、香りも変わってきてしまいます。
こうなってしまったご飯をいくら工夫して冷凍や解凍を行っても冷凍ご飯がおいしくはなりません。
ご飯が炊けたらすぐに冷凍作業に入りましょう。
ご飯が熱いうちにラップで包む
最初に分けたご飯を1個ずつラップに熱いうちに包んでいきましょう。
熱いうちにラップに包むとお米の水分が逃げないので、こちらの作業もスピード勝負になります。
ラップに包む際、なるべく平らに薄く四角に包むようにしましょう。
そうすると、冷凍庫にしまう際場所を取りませんし、解凍時間の短縮にもつながります。
冷めるまで置いて待つ
このときもラップは外さずですね。
いかにご飯の水分を守るかで解凍して食べる時に美味しさが変わってきます。
この時、重ねたりしてしまうと、冷めるのに熱がなかなか逃げていかず時間がかかってしまいますので、冷ますときは重ならないように配置してください。
万が一ご飯を熱いまま冷凍庫にいれてしまうと、ご飯の熱で冷凍庫にある他の食材が傷んでしまったり、熱いものが入ってくると急激に冷凍庫の温度を下げようと電気をたくさん消費する可能性や故障の原因にもなりますので必ず冷めてから入れましょう。
急速冷凍する
もしお家の冷蔵庫に”急速冷凍のコーナー”がありましたら、そこで一気に冷凍するのが1番いいです。
早く冷凍できればそれだけご飯の鮮度が保たれます。
ですが、急速冷凍機能がない冷蔵庫もありますよね。
そんな時は、お手持ちのアルミトレイの上で冷凍すると早く冷凍することができますよ。
100円ショップでも取り扱いがありますので1つご準備されておくと他の食材の急速冷凍にも使えますので便利だと思います。
今回はラップでの冷凍方法をご紹介しましたが、ご飯専用の冷凍タッパーをお持ちの方はそちらを使っていただいても大丈夫です。
とにかく水分を逃がさない為に炊きたてのご飯を乾燥から守るための工程を行いましょう。
冷凍ご飯は水分を逃さないことが大切
冷凍ご飯のお弁当使用への疑問や、活用方法をまとめてみました。
- 冷凍ご飯をそのまま解凍せず持っていくのはおすすめしない。
- なぜならご飯の内側は解けず、固かったり、べちゃべちゃのご飯になってしまったり、美味しいとは言えないためである。
- ただし、職場などにレンジがある場合は食べる前に解凍した方がホカホカご飯が楽しめる。
- 冷凍ご飯は、解凍後すぐ食べるのがベストなので、解凍後食べるまでに間のあくお弁当にはお米の水分をキープするために冷凍・解凍などにいくつかのコツが必要である。
- お弁当の中は密閉されているので独特な臭いになることがある。
- 臭いは冷凍ご飯やお米自体の保管場所を清潔に保つことで改善につながる。
- お弁当の冷凍ご飯を美味しく食べる方法は【保温ジャーの活用/スープジャーの活用/味付けご飯にする(チャーハンやオムライス)/カレーやどんぶりの具材を持参する/おにぎりにする】などがある。
- 解凍方法として、【ラップかけておいて2~3分レンジで温める/ご飯を冷ますときもラップで包んだままにする/粗熱が取れたらご飯をお弁当に詰める】
- ご飯を美味しく冷凍するポイントとして、【炊きたてのご飯を茶碗一杯分ずつ取り分ける/ご飯が熱いうちにラップで包む/冷めるまで置いて待つ/急速冷凍する】を抑えておく。
これらのことがわかりました。
とにかく冷凍ご飯は水分を逃さないことが大切なのと、きちんと冷ますというのも美味しく食べるポイントだなと思います。
それぞれの工程にワンポイントあるのでご参考にされて上手に冷凍ご飯を活用しながらお弁当ライフを楽しんでいただけたら幸いです。
最後までご覧下さりありがとうございました。