カマドウマ(便所コオロギ)はどこから家の中に?侵入経路や駆除方法

カマドウマ(便所コオロギ)はどこから家の中に?侵入経路や駆除方法

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トイレなどの水回りに突然現れることもある『カマドウマ』なのですが、室内で出会うと恐怖ですよね。

ですので今回は、カマドウマはどんな虫なのか、侵入経路や駆除方法、侵入防止の対策などを詳しくまとめていきたいと思います。

目次

カマドウマ(便所コオロギ)とはどんな虫か

カマドウマは別名『便所コオロギ』と呼ばれており、コオロギやバッタの仲間に分類されています。

暗く、ジメジメと湿気の多い場所を好み、昔ながらのトイレなどではよく見かけたようです。

現在も全国に生息しています。

カマドウマの特徴についてまとめていきましょう。

カマドウマの名前の由来

昔は、日本家屋のかまど付近で見かけたことと、羽はないのですが、跳躍力が発達しており、ジャンプしている様子が、まるで馬が飛び跳ねている姿のように見えたことから、『かまど』と『馬』がミックスされたことから『カマドウマ』となったそうです。

別名の便所コオロギという呼び名もある為、トイレでしか見かけないのかな?と思われるかもしれませんが、トイレのみに生息しているわけではありません。

水回りや湿気の多い場所での目撃が多いです。

カマドウマの大きさ

カマドウマの体長は、

1.2cm~2.3cmほど(メスの方が全体的に大きめ)

ほどで、幼虫と成虫も大きさはそこまで差がありません。

さらに触覚は、視覚と聴覚の役割も果たしていて、体長の3倍の長さがあるともされており、これがより大きく感じてしまう要因になっています。

海外にはなんと10cm越えのカマドウマも存在するそうです。

絶対に見かけたくありませんね。

カマドウマはどんな特徴がある?

カマドウマについて調べていくと、このような特徴のある昆虫ということがわかりました。

重複するところもあるかもしれませんが、

  • 暗い、じめじめとした狭い場所が好き
  • 水気のある、洗面所やお風呂場などに出没する
  • 落ち葉や木の樹液など、なんでも食べることができる

見た目もパッと見るとゴキブリ?!とビックリしてしまいますし、過酷な環境にも強い虫ということがわかりますね。

カマドウマの害について

まず最初にお伝えしますと、カマドウマには毒もなく、噛んできたり、刺したりもしませんし、作物を食い荒らすようなこともないので、害は特にありません

ですが、先程も少しお伝えしたように、跳躍力があり、ノーコントロールで飛びはねてくることもあるので、いきなり飛んでこられると、気味の悪い縞模様や触覚も長い、非常に大きな虫なので不快感が強いでしょう。

そういった意味では害虫ではないとされながらも『不快害虫』と認識されています。

色もバッタなどの昆虫のように緑ではなく、茶褐色や黒褐色なのも害虫だと思ってしまう原因ではないでしょうか。

もしも室内でカマドウマと鉢合わせたら恐怖ですよね。

カマドウマの侵入経路

カマドウマは大きな見た目なのに、一体どこから家に侵入してくるのでしょうか?

不思議ですよね。

カマドウマはジメジメ湿気のある場所が好きなので、水回りは要注意ですよ。

具体的に例をあげてみますと、

  • 窓やドアの少しの隙間
  • 換気扇のファンのちょっとした隙間
  • 配管ホース
  • 浴室などの排水溝
  • 天井や壁のひび

など、神出鬼没です。

家の中には湿気のこもる場所はいくらでもありますので、侵入したくなるのでしょう。

ちょっとの隙間でも入ってきて、昼間の間は目立たない場所で静かに身を潜めて、夜行性なので、夜に水回りなどで活動するそうです。

カマドウマに侵入されてしまった場合、駆除はどのようにすればいいのでしょうか?

次はカマドウマの駆除方法についてまとめていきたいと思います。

カマドウマおすすめの駆除剤

カマドウマの駆除は、叩いて始末するという方法は、ぴょんぴょん飛び回る性質なのでかなり難しいと思います。

ですので、カマドウマの駆除には以下のものを使用して退治していきましょう。

殺虫剤を使用する

殺虫剤にはカマドウマ専用の商品はありませんので、ゴキブリ用の殺虫剤をスプレーして撃退しましょう。

カマドウマもゴキブリ同様に生命力が強いため、殺虫剤をしっかり浴びせないと息絶えません。

周りに殺虫剤がかかって困るものはないか確認しつつ退治してくださいね。

瞬間冷却タイプのものは、殺虫成分が含まれていませんので、小さなお子様やペットのいるご家庭でも、遠慮なく噴射できると思います。

家に常備しておくと、不快害虫が出た時に安心ではないでしょうか。

退治したあとの片づけが虫嫌いな方には少々ハードルが高いかもしれないのですが、家具や床などがべたつくこともないですし、確実に仕留められるのでおすすめです。

ちなみにそれぞれの虫によって違う殺虫剤が出ているのは、それで対応できるかどうかです。
筆者談ですが、ムカデが出現した時にゴキブリ用の殺虫剤を使用しても全く効きませんでした…。
ですからカマドウマ専用のスプレーはありませんので、殺虫ではなく「冷気で動きを止める」という方法がベストなのではないでしょうか。

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また、ネットに『バポナ殺虫プレート』が効果的という意見もあるのですが、効果はたしかに高いのですが、それだけとても強い成分が使われているので、薬剤師のいる薬局やドラックストアにて、説明を受けなければ購入することができません。

人やペットが長時間滞在する場所や飲食をするスペースなどには設置・使用することは禁止されています。

長時間プレートの近くにいると、頭痛やめまいなどの症状を発症してしまうほど人体への影響も強いので、小さなお子様やペットのいるご家庭での使用はおすすめしません。

カマドウマ忌避剤『SAKERUN さけるん』(カメムシにも有効)

カマドウマ忌避剤もあります。

カマドウマやカメムシを殺虫成分はないのですが、カマドウマとカメムシ専用の忌避剤(きひざい)として、家の周りや、カマドウマが現れそうな場所に設置すれば、侵入を防止したり、カマドウマが家に留まることが出来なくなったり、卵の孵化を阻止してくれたりします。

カマドウマを家から追い出してくれたり、侵入を防いでくれればそれだけでありがたいですよね。

効果の期間が約3か月と長いことも助かります。

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ゴキブリホイホイを仕掛ける

何もカマドウマと直接対決したくない場合は、ゴキブリホイホイを使用するのもいいでしょう。

カマドウマを目撃した付近に仕掛けておけば、カマドウマもゴキブリと同じで雑食の害虫なので、餌のニオイにつられてゴキブリホイホイの中に自ら入ってきてくれます。

そのまま処分すれば姿を見るのも最小限で済みますよ。

私ならトングで取っ手をつまんで処分します。

ただし、罠にかかるまでに時間がかかる場合もありますので、すぐに駆除したい場合はモヤモヤしてしまいそうです。

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関連記事:ゴキブリの死骸の放置は見せしめになる?生け捕りの方が警告フェロモンで効果的?

燻煙剤を使って撃退

繁殖してしまったカマドウマを撃退するには、バルサンなどの燻煙剤を使用すると、見えない場所に潜んでいるカマドウマやその他害虫にも効果があります。

カマドウマにバルサンは効きますか?

はい、効きます。カマドウマは合成ピレスロイド系殺虫剤で問題なく駆除できます。ただし、夜行性のため、夜間にバルサンすると逃げてしまいます。よって、日中に処理してください。

カマドウマにバルサンは効きますか?

しかしこちらも人体に影響が出てしまう恐れがありますので、使用の際は説明書をよく確認して、用法を守って使用しましょう。

換気も使用後はしっかりおこなってくださいね。

カマドウマの活動が鈍くなっている日中のうちに燻煙剤を焚くと、効果が発揮されるのでお試しくださればと思います。

カマドウマを侵入させない対策

そもそもカマドウマを家の中に侵入させないための対策としてできることをまとめていきましょう。

家の中にカマドウマがいると思うと、落ち着かないですよね!

  • 水回りの水分はこまめに拭き取る
  • 排水溝や排水ホースの隙間を潰す
  • 換気扇にはネットをつけて隙間を作らない
  • 家の外回りの掃除をする(落ち葉などの餌になりそうなものは始末する)

1つずつみていきましょう。

水回りの水分はこまめに拭き取る

洗面台やキッチン、お風呂場などの水回りの水気は、こまめにふき取っておくことも侵入させない対策としてすぐにできる有効な方法です。

湿気やジメジメした環境を好むカマドウマなので、通気性を良くして湿気を溜めないことも侵入させないポイントだと思います。

さらに生ごみなどがあるキッチンは、乾燥+ごみ処理+ぬめり掃除も大切でしょう。

キッチンは餌も豊富にある上、排水溝のぬめりもカマドウマは大好物なので、掃除もきちんとしておきたいですね。

排水溝や排水ホースの隙間を潰す

排水溝などは外と繋がっているのでそこからこっそり侵入してくることがあるので、隙間を見つけたらできる限り埋めてしまいましょう。

他の不快害虫の侵入も防ぐことが出来ますし、ニオイ漏れも解消されていいことばかりですね。

カマドウマは春から活発に動き出すので、暖かくなるまでに隙間を探して塞ぐことが侵入防止に繋がります。

水回りの排水溝の隙間を潰すにはネットをかけることが有効です。

なるべく目の細かいもので塞いでしまいましょう。

洗面台やキッチン、洗濯機の配管部分のホースも隙間がありますし、ジメジメとした環境でもありますので、画像のようにパテなどを使って隙間を潰しておいてください。

換気扇にはネットをつけて隙間を作らない

換気扇も外に繋がっていますし、隙間もファンの間はカマドウマが通るには十分なので、換気扇にもネットをつけて侵入を阻止しましょう。

天井付近からもカマドウマは入ってくることは可能ですし、他の虫の侵入も防げるので、ネットをつけておくのもおすすめですよ。

掃除も楽になるというおまけの効果もあります。

家の外回りの掃除をする(落ち葉などの餌になりそうなものは始末する)

家にそもそも近づけない為に、外周りも掃除をしっかりおこないましょう。

とくに秋は落ち葉が多く落ちますので、庭や玄関前などは掃き掃除をこまめにして、カマドウマに過ごしやすい場所を提供しないようにしたいですね。

隠れやすくなりますし、餌にもなるので落ち葉を放置していいことは1つもありません。

カマドウマ侵入防止対策アイテム

カマドウマの侵入阻止のためにさらにアイテムも使うことでより強力になりますので、ご紹介していきたいと思います。

除湿機・除湿剤

湿気の多い環境がカマドウマは好きなので、除湿機や除湿剤を使用して、湿度を低めの状態をキープしておくことも有効です。

洗面所やキッチンの水回り付近の棚や引き出しなどに、除湿剤を置いておくのもおすすめですよ。

部屋の風通しを良くすることや、収納のドアや引き出しも定期的に開けて換気するとさらに良いでしょう。

とくに押し入れなどは空気がこもり、湿気も溜まるので、扉をこまめに開けるようにしてください。

配管用隙間パテ

洗濯機の配管ホースなどは、セメダイン隙間パテでしっかり埋めておきたいですね。

エアコンの配管部分はもちろん、浴室や洗面部分の配管などにも使用していただけます。

しっかりと隙間を塞ぐことが出来るのでテープなどの簡易的なものよりも断然おすすめです。

他の害虫の侵入も防ぐことが出来ますので、隙間を見つけた際はご使用ください。

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カマドウマの侵入は防げる!

今回はカマドウマがどのような虫で、どこから侵入してくるのか、駆除の方法や、侵入させないための対策などをご紹介させていただきました。

カマドウマは神出鬼没で、わずかな隙間からでも侵入してくることがわかりました。

害虫ではないとはいえ、不快な虫なので、とにかく『外と通じているような隙間や穴は塞ぐ』ことを覚えておきましょう。

掃除をこまめに行ったり、換気をするなど、すぐにできる侵入阻止方法もたくさんありましたので、暖かくなってきましたらご紹介させていただいたことを実践してみてもらえればと思います。




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