家にいる時間が増えた今、お家でできる趣味としてお菓子作りをする人も増えたのではないでしょうか?
お菓子作りの定番といえば生チョコやチョコレートケーキですが、必要な材料によくココアパウダーが出てきます。
ココアパウダーとは、カカオ豆を発酵・乾燥させた後に、煎ってすり潰したものから脂肪分を取り除き、粉末状にしたものです。
添加物や砂糖などを含まないという意味で、純ココアやピュアココアとも呼ばれています。
「ココア」と記載されているお菓子のレシピは、多くの場合このココアパウダーのことを指します。
基本的にご家庭ではお菓子作りをする際に使用するアイテムですので、お家に常備しておらず、わざわざ買いに行く人も多いのではないでしょうか。
お家にココアパウダーが無い場合どういったもので代用可能なのか、調査しましたので、ぜひ参考にしてみてください!
ココアパウダーの代わりになるもの
飲むココアでココアパウダーを代用
飲むココアはココアパウダーに砂糖やブドウ糖、脱脂粉乳などを加えたもので、飲みやすいように分量が調整されています。
原材料はココアパウダーと同じカカオ豆ですので、代用が可能です。
しかしココアパウダーが無糖なのに対し、飲むココアは砂糖が含まれていますので、代用する際はレシピから砂糖の量を減らすという手間が必要です。
例えば・・・ココアパウダーが10g、砂糖が40gのものを飲むココアで代用して置き換えるとすると、「飲むココア 30g、砂糖 20g」の分量になります。
飲むココアならココアパウダーよりも比較的置いてあるご家庭も多いかと思います。
あるもので手軽に代用できるのがいいですね!
ミロでココアパウダーを代用
ミロとはココア味の粉末麦芽飲料です。タンパク質や各種ミネラル・ビタミンなどが含まれている機能性食品です。スーパーなどで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
飲んだことがある方は分かるかと思いますが、ミロも飲むココアと味がほぼ一緒ですので代用は可能です。
しかし飲むココアと同様、砂糖が含まれる為レシピの調整は必要になるでしょう。
また、ミロを使用した場合、出来上がりの色が少し薄くなるようです。
カカオニブでココアパウダーの代用
カカオニブという単語を初めて聞いた方もいるかもしれません。
カカオニブとは、カカオ豆を発酵させ乾燥後に砕いたものです。栄養が豊富で健康や美容に対する効果が高く、スーパーフードとして注目されています。
原材料がココアパウダーと一緒なので、代用可能です。
しかしチップ状なので、使用する際はフードプロセッサーなどでパウダー状にすると使いやすいかもしれません。
チップ状を生かし、クッキーやケーキにそのまま使用して食感を楽しむのもいいかもしれませんね。
インスタントコーヒーでココアパウダーの代用
インスタントコーヒーはお湯を注ぐだけで、仕事や家事の合間にホッと一息つける便利なアイテムですよね。
甘さよりもほろ苦さを主張したいお菓子の場合、インスタントコーヒーも代用可能です。
水に溶けやすいので、水分量の多い生地には馴染みやすく、使い勝手も良さそうです。
また袋に入れて棒などで叩いてパウダー状にするとよりいろんなレシピに使用しやすいかと思います。
ただし、ココアパウダーに比べて味はコーヒーそのものですので、コーヒーが苦手な方にはおすすめできません。
インスタントコーヒーをココアパウダーの代わりに使うだけで、普段のレシピからコーヒーの苦味がきいた大人のスイーツになりますのでぜひ試してみてください!
現在は様々なインスタントコーヒーが発売されておりますので、カフェインを控えたい方はカフェインレスタイプのインスタントコーヒーを使用するのもいいですね。
板チョコでココアパウダーの代用
板チョコもココアパウダーと同じカカオ豆が原料ですので代用が可能です。
チョコレートケーキやクッキーなどを作る場合、細かく削って生地に混ぜる方法もありますが、湯煎でチョコレートを溶かして液状にした方が生地と馴染みやすく使い勝手が良くなります。
ココアパウダーと比較して板チョコは油分や糖分が多いですので、代用として使う場合はレシピから砂糖を減らすなどの配慮が必要になります。
甘さを抑えたい場合はカカオ含有量が多いものを選ぶといいかもしれません。
キャロブパウダーでココアパウダーの代用
キャロブパウダーとは、カルシウム・食物繊維・鉄が豊富な豆科の植物をパウダー状にしたものです。キャロブは和名だと「いなご豆」と呼ばれています。ノンカフェインでカカオとよく似た色と風味が特徴で、スーパーフードとして注目されています。
ココアパウダーと同じパウダー状で、風味も似ているので代用可能です。
カカオと比べると脂質が少ないので、ダイエット中に甘い物が食べたくなった場合は、ココアパウダーの代わりにキャロブパウダーを使用すると効果があるかもしれません。
原材料がキャロブという豆科の植物のため、豆アレルギーをお持ちの方は十分注意してください。
ボナイユート キャロブパウダー入りアーモンドクッキー🍪
— なお (@naonaonuts) September 30, 2021
何年も気になっていたこちら‼︎
アーモンド菓子特有の、少しねっちりした食感。
甘みもしっかりあって、とても食べ応えがあり(*’▽’*)#ボナイユート #chocogakari pic.twitter.com/GMKhuC2Fbx
セノビックでココアパウダーの代用
セノビックは成長に大切な栄養素を含み、成長期応援飲料として発売されています。
子供の頃に飲んだことがある方もいるかもしれません。
現在は通販限定で様々な味が発売されているようですが、ココアパウダーの代用としては店頭でも売られているミルクココア味が使用できます。
カルシウムや鉄・ビタミンDなど成長期に欠かせない栄養素が含まれているので、お子様がいる場合お菓子作りにセノビックを使用するのもいいですね。
ただし砂糖が含まれているため、ココアパウダーの代用品として使用する場合はそのまま使ってしまうと砂糖の取りすぎになる可能性があります。レシピから砂糖の量を減らすなどの調整が必要です。
プロテインでココアパウダーの代用
プロテインにはココア味・フルーツ味・バニラ味など様々はフレーバーがあり、ココア味は風味がココアパウダーと近いため、代用が可能です。
おからパウダー蒸しパン🍞
— 朝香@FF14ユニ鯖 (@asaka1753) June 4, 2021
ココアパウダー無いからプロテインで代用したった
やはり筋肉は全てを解決する💪 pic.twitter.com/dzaaHktKGR
プロテインにはタンパク質が多量に含まれているので、筋トレをしている方やボディメイクをしたい方は、プロテインをココアパウダーの代わりに使うといいかもしれません。
プロテインにも甘味料が使われているため、レシピから砂糖の量を減らす調整が必要になります。
チョコレートシロップでココアパウダーの代用
チョコレートシロップは、食パンやアイスクリームなどにかける甘味料です。チョコレートの味がしますのでココアパウダーを使用するお菓子作りに代用できます。
液状ですので、板チョコのように湯煎する手間が省け、時間短縮できるかと思います。
ココアパウダーと違い糖分が多量に含まれているので、特別甘いスイーツを作りたい時にはチョコレートシロップを代用品として使用するといいですね。
きなこでココアパウダーの代用
きな粉とは大豆を煎って皮を剥き挽いた粉です。香ばしい香りが特徴で、和菓子などに多く使われています。
ハロウィン近いのでかぼちゃケーキ作りました
— シンク・イズミ@アズレンマドラス (@izumi_sink) October 25, 2020
ココアパウダー?無いからきな粉でええやろ、雰囲気は近い(頭ディエゴ) pic.twitter.com/AzMpRW7oaE
きな粉の粉はココアパウダーと同じくらい細かい粒子でできているので、生地に練り込んだり、仕上げでトリュフにかけたりすると口当たりがよく香り高い上品なお菓子が作れそうです。
抹茶パウダーでココアパウダーの代用
抹茶は今や言うまでもなく様々なお菓子に使われている代表的なフレーバーになりましたよね。抹茶を使用したチョコレートやケーキ、パフェなどを多く見かけます。抹茶をパウダー状にした抹茶パウダーも、ココアパウダーの代用として使用可能です。
甘いチョコとほろ苦い抹茶の相性は抜群に良いです。ガナッシュや生チョコなどにココアパウダーの代わりに振りかけるといいですね。
また抹茶パウダーは甘味が無いため、元のレシピの糖分調整も必要がなく、使い勝手がいい点も嬉しいです。
ココア飲料でココアパウダーの代用
ココアパウダーが家にないけど、紙パックや缶のココアは家にある!という方は、飲料タイプのココアもココアパウダーの代用になります。
ココア飲料にはもちろんカカオが含まれていますので、レシピに含まれている牛乳や水の代わりにココア飲料を使うことでチョコレートに近い風味を出すことができます。
ココアパウダー無いから水をBOSSのココアにしてやってみた(๑´ڡ`๑)おいしいーー
— ゆずの (@yelyzlow) November 13, 2019
ねこのシリコン型で2つ分できたー
ちゃんと空気抜いてひっくり返したらキレイな表面 https://t.co/GgyOWSMCNz pic.twitter.com/Q5eXZfRGnE
ココアパウダーの代わりになるものまとめ
- ココアパウダーとはカカオ豆を発酵・乾燥させた後に、煎ってすり潰したものから脂肪分を取り除き、粉末状にしたもの。
- ココアパウダーの代用には、飲むココアやインスタントコーヒー、板チョコなどが使える
- 砂糖が含まれているものを代用品にする場合は、レシピの砂糖量を減らす
- どの材料を代用するかで、栄養価や風味、仕上がりが変わる