自宅の玄関や庭を、近隣の飼い猫や野良猫により荒らされたり、糞尿により悪臭などの被害に合いお困りの方もいるでしょう。
そのような糞尿被害の対策として、ダイソーやその他100円ショップで購入できる猫よけ対策グッズや効果について見てみましょう。
公的機関の猫の捕獲や駆除対応
しかし、自宅やその周辺で野良猫が出産し生まれて間もない子猫であり親猫がいない時などは、公的機関へ相談すれば引き取りに対応してもらえる場合があります。
また、自治体によっては、ホームページなどで、猫よけ対策のアイデアであったりヒントになることが記載していることがありますので、それぞれのお住まいの自治体や他の市町村のホームページを見てみるのも良いでしょう。
猫の糞尿被害
キレイに掃除した玄関、大切に育てているガーデニングの花や芝生などを、近隣の飼い猫や野良猫に荒らされては困ります。
玄関や庭の芝生を汚される
家の顔である玄関を、キレイに掃除をして気持ちよく過ごしたいのに糞尿で汚される。
また、雑草を抜き定期的に刈り込みをしたり、手入れをした芝生を糞尿で汚されたり、芝が枯れてしまったら非常にストレスを感じます。
自宅の菜園や花壇が荒らされる
大切に育てて収穫を楽しみしている家庭菜園や、色とりどりの季節の花を植えて楽しんでいるガーデニングを猫の糞尿で枯らされたり荒らされたりすると、とてもやりきれない気持ちになります。
愛車を傷つけられる
猫が車のボンネットにのっている姿を見かけることがありますが、大切な愛車を傷つけられる心配があります。
また、猫が車のエンジンルームに入り込み、それを気付かないうちにエンジンをかけたことで痛ましい事故が発生していることをご存知ですか。
猫は、温かい場所、狭い場所を好みます、暗くて狭い所である車のエンジンルームは、警戒心の強い猫には最適な場所です。
また、雨や風が入りにくいガレージや人気のない駐車場は安心できる場所なのです。
猫の糞は悪臭である
猫の糞は、特有な悪臭を放ちます。
この悪臭のもとは揮発性の硫黄を含んだ化合物です、猫にとっては大事である縄張り行動に必要なものであって、犬の糞にはなく猫独特のものであり、特にオス猫の糞に多く含まれていています。
猫の糞による人体への悪影響
猫たちの糞は、生活環境はもちろんのこと人体にも悪影響を及ぼします。
猫には限りませんが、動物の糞の中には菌や原虫があり排便時に出され、これが誤って人間の体の中に取り込まれると大変な悪影響を及ぼします。
主なものとしては、トキソプラズマ病や、サルモレラ菌症、猫回虫などがあり、人体に入り込むと急性胃腸炎であったり、肝臓や脳、目に障害を起こす場合があります。
幼児や老人は、菌の量が少ない場合でも症状が出ます。
また、抗体を持たない妊婦の場合は、胎児に悪影響を及ぼします。
猫よけ対策4パターン
猫の糞尿は、悪臭であったり、家周辺を汚されたり、荒らされたり、とても迷惑な行為です。
毎日の気持ちよく過ごすために、猫よけ対策を行いたいところですがどうすれば良いでしょう。
猫の忌避方法としてよく利用されているものは大きく分けて4パターンがあります。
①忌避剤を利用する
猫が嫌う匂いのあるものや、刺激あるものまたは、マーキングの臭いを消すものを利用する。
市販の忌避剤はもちろん、木酢液、竹酢液、ハッカやかんきつ類、ハーブ、ニンニク、唐辛子や香辛料など。
消臭剤として、重曹を撒いたり土に混ぜ込む。
しかし風や雨で時間が経つと効果は薄れますので定期的に交換し使用すると効果が持続します。
また、猫が慣れてしまうこともありますので、種類を変えて使用しましょう。
②通り道や足場に猫が嫌がるのもを設置する
猫の通り道や足場になる箇所に、猫の嫌がるものを敷き詰めたり置いたりすると良いでしょう。
トゲ状のシートや目の細かい網、ネットや柵、枯れ枝であったり、石灰を敷くと足に付くので猫が嫌がります。
また、猫は水を嫌う傾向があることから、水を敷き詰めるのも効果があるようです。
③音の出るものを利用する
猫が通る時に、音が鳴ると警戒して近づかなくなると言われています。
センサー付きのブザーであったり、高周波の音を出す超音波発生器などです。
④びっくりスプレーを使用する
音だけではな子には全く効かないなんてこともあります。
そんな時は物理的に驚かすことができる「センサースプレー」を使用してみてはいかがでしょうか。
こちらはセンサーで感知し、猫が来たらスプレーを噴射して猫を寄せ付けないアイテムです。
以下の商品は口コミも上々なのでチェックしてみてください
100円ショップで猫よけ対策グッズ
では、猫よけ対策をするために100均ではどのようなものがあるのでしょうか。
大きなコストをかける前に、お試し感覚で手軽に準備できる100円ショップの商品を見てみましょう。
100均の猫よけ木酢液
猫は臭いの強いもの、刺激性のあるものを嫌います。
猫よけ忌避剤や猫よけ木酢液もダイソーやセリアなどの100円ショップで購入できます。
木酢液は粒状のものや希釈するものがあります。
木酢液は木炭作り時に出る煙の成分を冷却し抽出した自然のものから作れているので、人への影響は少ないのでおすすめ。
セリアやダイソーの商品には、粒状のものがありバラいて撒くだけなので簡単に使用できます。
しかし、木酢液は雨や風で効果が弱くなることから、長期に渡る効果は望めません定期的に使用をお勧めします。
100均の重曹で猫のマーキング対策
これらとクエン酸は生活の友。掃除や洗濯、消臭や入浴剤代わりに大活躍。ダイソーでちょうどよいサイズが揃ってるのがいい。布製品に染み込んだ猫臭も重曹でガッツリ取れるよ。油汚れにはセスキ!部屋干し臭対策の除菌に過炭酸ナトリウム! pic.twitter.com/wN6vIXpLIT
— みゃす (@mya_s3) September 4, 2018
猫のマーキングを消臭するのに重曹を利用するのも良いでしょう。
重曹もダイソーや100円ショップで購入できます、撒いたり土に混ぜたりして使用します。
100均のスパイス・ハーブ
猫よけに唐辛子1kg買ってハサミでチョキチョキしたった!これは20gぶんぐらいかな pic.twitter.com/vEuP7TS07q
— おとなラP (@scarabee) May 6, 2018
忌避剤として、カレー粉、唐辛子などスパイスなどを糞をする場所に撒いたりして使用すると良いでしょう。
100円ショップならば、手軽に試すことができます。
補足
また、忌避剤として香りの強いハーブを利用するのも良いです。
ハーブを植えたり、鉢植えにして猫の通り道に置いたり、ハーブ系の香料を猫が糞をする箇所に置くと効果的です。
ローズマリー、ミント、ゼラニウムなどが効果があると言われています。
ハーブの種や香料も100円ショップで購入できます。
猫よけマット
こんばんは‼️
— T.C.RYDER (@TCRYDER5) October 2, 2021
ダイソーどんとキャット🐈⬛🐈🐈⬛🐈🐈⬛
効果てきめん一安心😓👌 #どんとキャット #クロスカブ #JA45 #プコブルー #カブ pic.twitter.com/Z169mHpKwC
猫の通り道や入り口に猫が嫌がるトゲのような突起物の付いたマットなどを置くと効果的です。
100円ショップには「猫よけマット」としていろんなタイプの商品が出ています。
ダイソーを例に取ってみると、「どんとキャット」、「ねこ除けマット」の2種類の商品があります。
それぞれ、必要な大きさに繋げられるので用途に合わせて設置できます。
「どんとキャット」はプランターに使用できたり、庭に設置できるようなタイプです。
また、「猫よけマット」は、人目に付く玄関先にも使える花柄デザインになっています。
キャン★ドゥにも「猫ブロック」という商品が出ています。
同様にトゲのような突起物が付いており、格子状の柵の形をしていて大きさは3種類ありますそれらを必要に応じて繋げて使用することができます。
猫おどし
鳩よけに100均で「ぶらぶら猫おどし」とトゲトゲの「鳥よけネット」を買ってきた。これでなんとかなるかな。
— amadecasa (@waterproofmm) February 22, 2017
ダイソーには「ぶらぶら猫おどし」という商品があり、猫の顔の形をしたうちわのような商品があります。
吊り下げて使ったり、土に刺して使います猫を威嚇する猫よけグッズです。
石灰を撒く
園芸用に使用する石灰ですが、猫が通る場所や庭に撒いておくと、猫は足に石灰が付くのを嫌うので侵入を防ぐ効果があります。
防虫ネットで覆う
園芸用で使用する虫の侵入を防ぐためのネットですが、大切に育てている鉢植えや糞をされたくない場所を防虫ネットで覆って守ることはできます。
ロープを蛇に見立てる
ロープを庭にくねくねと蛇のように這わしておくとことで、猫が蛇と勘違いして嫌がることがあります。
100円ショップで購入できるので簡単に設置できます。
猫よけ対策を上手にするには
猫よけ対策は、いろいろありますが良い対策と思っても、猫により個体差があるので効かない猫もいます、猫の行動をよく観察して対策することが大事です。
猫の侵入経路であったり、通り道、糞尿をする箇所を確認してから対策すると効果が上がります。
猫にとって快適な場所を作らない
猫の糞尿に困っている場所、そこは猫にとって快適な場所となっていませんか。
猫が家の庭や、花壇などに入って糞や尿をするのは、どの場所よりもその猫にとって、そこが一番良い所なのです。
猫は、静かな所や安心できる場所、気持ちよく糞尿ができる所、また簡単にエサが手に入る所を好みます。
猫にとって、居心地の悪い環境を作り「ここは居心地の悪い場所である」と猫が思うまで継続することが大事です。
猫よけ対策は複数を実施と反復して継続
猫よけ対策は効果の持続性を考えて、反復継続をして行う必要があります。
猫が慣れてしまっては効果はありません、様々な猫よけ対策を交互に実行することをお勧めします。
猫よけ対策で気をつけること
その猫よけ対策、動物愛護法違反かも?
猫の糞尿は、人間の生活環境を悪くしてしまうものなので頭を悩ませますが、動物虐待行為は絶対してはいけません。
猫は愛護動物です、虐待に当たる行為は法律で罰せられます。
また、化学薬品などの使用は、化学物質過敏症など人の健康に被害を誘因することもあるので控えましょう。
水鉄砲と霧吹きに注意
猫好きに反感を買うかもしれないのですがワイの家の庭に猫が侵入してきて花壇を荒らすので猫よけグッズ買います。
— luc (@honeylelemon) April 4, 2022
とりあえず強力水鉄砲を二丁購入しました
猫は水を嫌いますので、水鉄砲で威嚇したり、霧吹きなどを使用するのも効果的かと思いますが、もしかしたら動物虐待にあたるかもしれないので、あまりお勧めできません。
銃を猫に向けるのは体裁が悪いですもんね。
近所付き合いがあるのなら、なおさら人の目は気にしなければなりません。
よくいると思いますが、大の猫好きの近所の奥さん。
そういう方に目を付けられたらたまったもんじゃありません。
したがって、このような猫よけ対策はやめておきましょう。
ホームセンターで猫よけ対策グッズ
ダイソーなどの100円ショップで猫よけ対策グッズを購入できますが、安価で購入し易いことは利点ですが、長期間に渡り猫よけ対策をする場合は、カインズなどのホームセンターで資材などを購入した方がコスパが良い場合もあります。
よりしっかりとした猫よけができる資材アリ
100円ショップで購入できるフェンスや柵は、高さが低くく、猫が簡単に飛び越えることができますので、広い場所に設置するのは不向きであり材料費もかかります。
カインズなどホームセンターで販売している資材を利用して、柵など作るのも良いでしょう。
例えば、園芸用の添え木とネットで高さのある囲いを作ることもできますし、100円ショップのものよりしっかりしたものができます、また猫よけ対策したい場所に応じたものを設置できます。
消耗品は安価になる場合がある
木酢液や石灰などは、雨や風で猫よけの効果が弱まりますので、定期的に使用するものは、カインズなどのホームセンターで内容量の多い物を購入するほうが、安価になる場合もあります。
超音波発生器の購入
猫が嫌う高周波音が出る超音波発生器などはホームセンターで購入することができます。
超音波発生器は、インターネットでも購入できますが、設置場所に合う商品であるか、実際に手に取って確認してから購入できます。
猫よけ対策グッズの代用品
本当に猫よけ対策グッズを購入して効果があるのか。
あまりお金を掛けたくないならば、100円ショップやホームセンターに行かなくても猫よけ対策グッズは家庭にあるもので代用できる場合があります。
猫よけ対策を割り箸で設置する
家庭で不要な割り箸を土に差し込んで 玄関先や庭など猫の入り口であったり、猫の通り道の土のあるところに設置します。
割り箸を割って1本づつ刺すことで、猫よけマットのトゲのような状態を作れることから代用として使えます。
最強の猫よけ対策は?
100円ショップやホームセンターの猫よけ対策グッズなどいろいろ対策はあるでしょうが、最強な猫よけ対策は何でしょうか。
無害かつ有効な威嚇撃退か
屋外で使用ができて、人間に無害であり環境にも問題ない、超音波やスプレーが猫を確実に撃退できると言われています。
現在はいろんなタイプの超音波発生器があるようです。
乾電池式のもの、USBまたはソーラーパネルで充電出来るものもあります。
土に差し込んだり、壁に掛けることもできる商品あり、猫が侵入した際に自動的に感知して超音波や光を放ちます。
猫を傷付けることなく、小さい子どもが庭遊びしても良い、安心して使える猫よけグッズです。
スプレーももちろん無害。超音波だけでは効果がなかった場合におすすめです。
こちらは物理的に威嚇ができ、さらに無害なので動物虐待にもあたりません。近所の飼い猫対策にも安心して使うことができます。
まとめ
猫の糞尿の被害には頭を抱えますが、近隣の飼い猫であれば、ご近所とのトラブルを避けるためにも、できる限りの自衛策で解決したいものです。
ダイソーや100円ショップには、いろいろな猫よけ対策グッズが販売していますので、手軽に購入でき簡単に試すことができます。
しかし、猫に個体差があり、同じ猫よけ対策でも効果のある猫、ない猫それぞれです。
また、効果が出ていても、猫が慣れてしまい効果がなくなることもあります。
猫よけ対策は、1つの対策だけでなく、いくつもの対策を何度も繰り返し、時には方法を変えたりして効果が出るまで根気よく続けることが大事です。