ブーケガルニの代用品/ない時の代わりになるものから使い方まで

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ブーケガルニとはハーブ類の束のことで、煮込み料理に使われるアイテムです。

このブーケガルニを使って本格的な料理を作ろう!と思っても家にないことがほとんどですよね。

今回はブーケガルニがないときに代わりになる食材と使い方を紹介します。

目次

ブーケガルニの代用品を選ぶポイント

まず、代用品を選ぶときのポイントを押さえておきましょう。

食材に香りがしっかりついている

代用品を選ぶときは、香りが強いものを選ぶことがポイントです。

なぜなら、ブーケガルニには「料理に香りと風味をプラスする」という効果があるからです。

香りがしっかりついている食材を選ぶことで、料理をより味わい深く、香りの引き立つ仕上がりにできるのです。

肉や魚の臭みを消してくれる食材

ブーケガルニには、肉や魚の臭みを消してくれる役割があります。

その役割のおかげで料理の味わいが良くなり、プロが作ったような仕上がりになるのです。

そのため、お肉などの食材の臭みを消す効果があるものを代用品として選びましょう。

ここまでお伝えしたポイントをふまえて、次はブーケガルニの代用品となるものを具体的に紹介します。

ブーケガルニの代わりになるもの【家庭にある野菜編】

まずは家庭に一般的に置いてある野菜で代用できるものを紹介します。

セロリで代用

セロリは香りがとても強いため、代用できる食材としてよく選ばれます。

よくセロリの茎だけ使って、葉っぱを使わずに捨ててしまうことはありませんか?

しかし、より香りが強いのは葉っぱの部分なので、ブーケガルニの代わりとして実力を発揮するのです。

香りの強いセロリの葉っぱを使うことで、料理の香りと風味がより引き立ちますよ。

玉ねぎ・玉ねぎの皮で代用

玉ねぎは中身はもちろんのこと、むいた皮までもブーケガルニの代わりになります。

普段は捨ててしまう玉ねぎの皮には、実はうまみと栄養がたっぷり詰まっているのです。

そのため、野菜のうまみと風味を料理にプラスしてくれます。

玉ねぎに含まれている酵素はお肉を柔らかくしてくれるので、肉料理や煮込み料理にもってこいです!

長ネギで代用

長ネギは香りが強いだけではなく、臭み消しとしての効果も期待できます。

そのため、ブーケガルニの代用としては一石二鳥といえる食材です。

青ネギは青い部分を使いましょう。
白い部分より香りが強く、臭み消し効果のある成分が豊富だからです。

にんじんの葉や皮で代用

にんじんを葉や皮は使わず捨ててしまうことが多いですよね。

しかし、葉と皮の部分は栄養価がとても高く、香りもしっかりしている部分なので代用品として十分活用できます。

特に茎の部分は固いので、ブーケガルニの代用品として活用すると食材を無駄にせず済みますよ。

パセリの茎で代用

パセリの茎はとても固く、使い道が分からない人がほとんどですよね。

しかし、パセリの茎を煮込み料理を作るときに投入するだけで、香りがぐっと引き立ち味に深みが出ます。

パセリは葉の部分だけではなく、ぜひ香りの強い茎を代わりに使ってみてください。

乾燥パセリで代用

ブーケガルニには生のパセリを使っていると思われがちですが、乾燥パセリでももちろん代用が可能です。

その場合は、だしパックなどに入れて食材と一緒に煮込むといいでしょう。

ブーケガルニの代わりになるもの【ハーブ編】

単体のハーブをブーケガルニの代わりとして用いることもできます。

ローリエで代用

香りづけや食材の臭み消しなど、料理に欠かせない要素をたくさん持っているローリエ。

そんなローリエは単体でも十分代用として使うことができます。

ハーブの中でもメジャーな部類なので、家に置いてあることも多いのではないでしょうか。

ローリエは乾燥させることで香りが強まるため、入れる量や煮込む時間が過度にならないように注意!

イタリアンパセリで代用

イタリアンパセリは葉の部分が平たく、フレッシュな香りがするのが特徴です。

香りは強いですがクセが少なく、パセリとはまた違う爽やかな風味を味わえるのでぜひ使ってみてください。

また、フェンネルを加えることで魚の臭み消し効果と甘みがプラスされ、料理の幅が広がります。

ぜひイタリアンパセリと合わせて使うことを検討してみてください。

タイムで代用

独特なクセのある香りで食材に豊かな香り付けをするのに役立つタイム。

こちらも料理の味わいに深みを持たせてくれる代用品としておすすめです。

魚の臭みを消す効果もあるので、魚を使った煮込み料理にぜひ使ってみてください。

マジョラムまたはオレガノで代用

オレガノは清涼感たっぷりの香りと肉の臭みを消す効果があり、料理の味に深みを出してくれます。

マジョラムもオレガノとよく似ているハーブで、香りがやわらかなのが特徴です。

どちらも香り付けと臭み消しという点でとても優秀な食材なので、代用品として活躍します。

ローズマリーで代用

ローズマリーの濃厚な香りは、匂いの強い肉の臭みを消したり、料理にはっきりとした香り付けをしてくれます。

そのため、単体でもブーケガルニの代わりとして十分活用できる食材です。

臭み消しの効果がとても高いので、肉料理に使ってみるのはいかがでしょうか。

セージで代用

セージは爽やかで少しほろ苦い香りを醸し出すハーブです。

ローズマリーよりも香りは弱いですが、角のない香りで肉料理との相性が良いのが特徴です。

クローブで代用

https://twitter.com/haine_tabi/status/1474705952201142273?s=20&t=AKO80rptPjhc0W04Xno56w

甘い香りと刺激的な風味を醸し出すクローブでも代用することができます。

ポトフやビーフシチューなどの肉料理に使うと本格的な味わいが楽しめます。

非常に強い香りが出るので、使いすぎには注意しましょう。

ブーケガルニの代わりになるもの【配合スパイス編】

イタリアンハーブミックスで代用

イタリアンハーブミックスは、パセリやオレガノなど代表的なハーブを複数混ぜて作られた万能なスパイスです。

これ一つで香りと味わい両方の面でブーケガルニの代わりとなってくれます。

スーパーなどに行くと色々なメーカーが商品を出しています。
値段もお手頃で、300円前後で買えるものがほとんど。

エルブドプロヴァンスで代用

イタリアンハーブミックスと同様、複数のハーブを混ぜた調味料です。

聞きなれない名前かもしれませんが、南フランスの地域ではよく使われています。

そのため、フランス料理に欠かせないハーブ類が配合されていて、ラタトゥイユなどに使うと本格的な味になりますよ。

ハーブソルトで代用

ハーブソルトはハーブがないときに活躍する、最もポピュラーな調味料ではないでしょうか。

パセリやローズマリーなど複数のハーブの風味と程よい塩味がバランスよく配合されているので、これだけで料理の味が整う万能スパイスです。

マジックソルトやクレイジーソルトなどはスーパーなどで簡単に手に入ります。

【ブーケガルニの使い方】注意するポイントとは?

ブーケガルニの特徴や代用となるものが分かったところで、いよいよ実践編です。

まずは、その使い方と注意するポイントを簡単にまとめました。

ブーケガルニの使い方はとても簡単です。

なぜなら、家庭で一般的に作られている料理に一緒に入れて煮込むだけだからです。

入れるタイミングは簡単で、具材を煮込むときに一緒に加えてください。

ただし、煮込み料理の場合取り出すタイミングは具材が柔らかくなった時です。

最後まで一緒に煮込んでしまうと、ハーブの独特に苦みが溶け出し、せっかくの料理の風味が台無しになってしまいます。

ブーケガルニを使った料理

ブーケガルニを使った料理といえば、煮込み料理やスープが代表的です。

一緒に煮込むことで、料理の味わいに一気に深みが出ます。

チキンのトマト煮込み

鶏肉をブーケガルニを使って煮込むことで、普段より本格イタリアンの味に近づきます。

とろとろに溶けたチーズと良く煮込まれた鶏肉との相性が抜群ですね。

本格派ポトフ

フランスの家庭料理で人気のあるポトフ。

味付けはシンプルで淡白な味になりやすいですが、ブーケガルニと煮込むことで食材本来のうまみを引き立たせます。

野菜とお肉のうまみがたっぷり詰まった一品になりそうですね。

煮込みビーフカレー

ブーケガルニを使うことで、お肉の独特の臭みが消え、さっぱりとした香りの本格派カレーが作れます。

ブーケガルニがない時の代わりになるものまとめ

ブーケガルニは家庭の料理の味をワンランク上のものに変えてくれるアイテムです。

代用できるものとしては、家庭で普段使っているようなものやスーパーで簡単に手に入るものがほとんどです。

普段捨てている食材を活かして、ぜひワンランク上の料理に挑戦してみてください。

また、ポイントさえ押さえておけば使い方もとても簡単です。

このひと手間を加えるだけで、いつもの料理が本格レストランの味にぐっと近づくので、使わない手はないですよね。




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