黒蟻に噛まれた時の対処法!痒い、腫れる、チクチクするのは大丈夫?

黒蟻に噛まれた時の対処法!痒い、腫れる、チクチクするのは大丈夫?

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外で活動していると、チクッと痛痒いなと感じたことはありませんか?蚊に噛まれただけなら痛みはないので、それは蟻に噛まれたのかもしれません。今回は暖かくなるとありがちな、蟻に噛まれた時どうすればいいかについてまとめていきたいと思います。

目次

身近な蟻の種類

まず、私たちの周りにはどんな蟻がいるのでしょうか?

公園などでは、小さな蟻や少し茶色がかった蟻などをよく見かけるのですが、どんな種類の蟻がいるのか調べていきたいと思います。

クロオオアリ

https://twitter.com/arinoiruseikatu/status/1264800290361888768

日本で1番多く目撃されている蟻で、全身真っ黒な光沢感のない蟻で、大きさは7~12mmと大きめです。

女王蟻の大きさは2cmにせまるほどの大きさです。

日本全国に生息していて、公園などでよく見かけるのではないでしょうか?

毒はなく、害のあるアリではありませんが、羽が生えているので、家に入ってこられたりすると、害虫扱いになってしまうかもしれません。

オオハリアリ

日本生まれの蟻で、体長5ミリほど、黒色で毒針を持っています。

オオハリアリはシロアリを食べるので、家の中に侵入してくることもあるでしょう。(北海道以外に生息している)

蟻はハチの仲間に分類されていて、刺したり、噛んできたりと、小さいのにとても攻撃的なんです。

オオハリアリは毒針を持っていて、刺してくるので気をつけなければいけません。

刺されてしまうと、

  • 赤くなる
  • 刺された箇所が熱を持つ
  • 腫れる
  • 痛くて重たい感じ

このような症状が現れます。

オオハリアリに噛まれて、症状が出てきたら病院に行くのが望ましいでしょう。

ヒアリ

赤茶色で2mmから5mmほどの大きさの、南アメリカの亜熱帯などに生息しているそうです。

テレビで一時期、「ヒアリが日本でも発見された」と放送されて、話題になったことがあります。

小さな体からは想像できませんが、とても毒性が強く、ヒアリに刺されてしまうと、

  • 激しい痛み
  • めまいや吐き気
  • 冷や汗が止まらない
  • 呼吸困難
  • 血圧の低下
  • 呂律が回らなくなる

など、アナフィラキシーショックのような症状を発症して、治療せずにいると、亡くなってしまうこともあることから「殺人アリ」と呼ばれれているとても恐ろしい蟻です。

ヒメアリ

ヒメアリは薄い黄色、お腹のほうはこげ茶のようです。

大きさは1.5mmととても小さいのが特徴で、針は持っていますが、毒はありません。

こちらも日本生まれの蟻で、屋外の自然の中で生息していますが、近年は家の中にも侵入してくるようになりました。

ヒメアリに噛まれてしまうと、

  • チクッとした痛み
  • ほんのり赤くなる
  • 少しの腫れ

などの症状が出ることがあります。

毒はありませんが、刺してはくるので、冷やすなどの応急処置をして様子をみましょう。

また、小さいのにとても食いしん坊な蟻なので、家に侵入されると、食べ物を食べられるといった被害も出るそうです。

イエヒメアリ

ヒメアリと似ていますが、イエヒメアリは2mmから2.5mmとヒメアリよりも1cmくらい大きいところが1番の違いで、体の色はヒメアリとほぼ同じなので、大きさで判断しましょう。

寒さに弱いので、日本では、北海道には生息していません。

暖かい場所を好むので、建物の中での目撃が多いです。

巣は持たず、女王蟻も1匹ではないのも特徴です。

家に侵入されてしまうと、雑食なので、肉や魚なども食べてしまうのだそう。

また、洋服などの生地も食べてしまうので困りものです。

さらに、イエヒメアリも毒は持っていませんが、攻撃力は高く、イエヒメアリに刺されてしまう被害が多いので、チクチクしたらまず、洗い流して様子をみましょう。

黒蟻に噛まれても大丈夫なのか?

黒蟻に刺されてしまうと、種類によっては、毒のあるアリもいるため、一概に「大丈夫です!」とはいえません。

赤みが出てきたり、蟻に噛まれた箇所に痒みや腫れなどの症状が出てきたら、まずは、水道水で洗って状況確認を行ってください。

毒のないクロオオアリやイエヒメアリで、少し腫れたり、激しい痛みなどではなければ時間の経過とともに治ってくることが多いです。

酷い炎症を起こす方はほとんどいないと思っていいでしょう。

しかし、オオハリアリなどの毒や針を持っている蟻に噛まれた場合は、20~30分様子をみて症状がひどくならないか、緊急性があるのか、よく観察してください。

熱を帯びてきたり、赤く腫れが増してきたなど変化があれば、病院にいきましょう。

気をつけなければならない蟻

蟻に噛まれてもチクっとする程度なら様子を見てくださいとお伝えぇしましたが、蟻の種類によっては、危険な状態に陥り、最悪の場合死に繋がってしまうようなこともあります。

その蟻の種類は、先程も少しご紹介しましたが、「ヒアリ」です。

ヒアリは元々は日本には生息していませんでしたが、海外からやってくるコンテナに乗って日本の南側に上陸してきたと言われています。

ヒアリに刺されてしまうと、激しい痛みで人によっては肌が焼けるような耐え難い痛みを感じるそうです。

また、この痛みや痒みに加えて、吐き気などの症状が現れたり、過去に何らかのアナフィラキシーショックを起こしたことのある方は、ヒアリに刺された場合もショックを起こしやすく、命を落とす方もいるほどです。

ヒアリに刺されたことがわかっていたり、通常の痛みや腫れではない場合は迷わず、医療機関を受診してくださいね!

黒蟻に噛まれた場合の症状

蟻に刺されると、ハチに刺された時と同じように痛みを感じます。

ですので、蚊に刺されたのではないということがわかるでしょう。

蟻に噛まれた時の症状や特徴をまとめておきたいと思います。

  • 痛みがある
  • 痒い(刺された場所や毒性の強いものだと全身に広がることも)
  • 赤く、腫れる
  • 水ぶくれになる
  • 刺された箇所が熱くなる

最初に少しお伝えもしていますが、水ぶくれが起こってしまうこともありますし、免疫反応を起こしてしまうと呼吸困難になってしまうこともあり危険です。

上記の症状が複数現れたり、痛みや痒みが強いと感じたら悪化させない為に、まず搔きむしらないことが大切です。

そして心配ですので、病院を受診されることをおすすめします。

黒蟻に噛まれた時の対処法

蟻に噛まれると、不快な症状がたくさん起こることがわかりましたので、次は蟻に噛まれた時の痒みや痛みが起こった時の対処法をお伝えさせていただきたいと思います。

毒を持っている蟻もいますので、早めに応急処置をしたいですね!

噛まれた箇所の洗浄

蟻は『蟻酸』(ぎさん)という液体の毒を持っています。

毒を持っている蟻は、この蟻酸を噛んだり、刺したり、種類によっては噴射してくることもあり、肌に付着すると痛みを伴います。

目に入ると失明する恐れもあるような強い毒性を持っている為、まずは水道水で洗い流してください。

傷口に触らないようにそっと洗いましょう。

そして優しくタオルで拭きとります。

傷口を冷やす

傷口を掻いてしまうことがないように、洗ったあとは、冷やしましょう。

傷口を掻いてしまうと、雑菌が入ってしまい炎症がひどくなってしまうことがあるので、痒みが強くて我慢できない時には冷やすことで多少抑えることが出来ます。

噛まれたり、刺された場合は蟻酸は洗った程度では残っている可能性があります。

ですので、傷口を掻きむしったり、叩いたりせず、炎症を悪化させないようにしましょう。

どうしても痒い時は保冷剤を使うのがおすすめです。

痒さが紛れますよ!

塗り薬を使用する

痛みが気になる時は、炎症を抑える効果のあるステロイド剤を含んだ塗り薬を使用されるといいでしょう。

痒みを抑えたい場合は、抗ヒスタミン剤の配合されたものを選ぶと痒みを元から抑えてくれますよ。

どちらの成分も含まれている市販薬もありますので、1つ常備しておくと安心でしょう。

ムヒアルファEXはどちらも配合されていて、大人用はもちろん、ベビー用などもあり、幅広い世代に利用していただけます。

お家に常備してある塗り薬で『オロナイン』をお持ちの方も多いのではないかと思いますが、オロナインは虫刺されには使用してはいけないと、お薬説明に記載されています。

オロナインは殺菌に優れたお薬なので、蟻や虫に噛まれた時に使用しても、炎症を抑えたりすることはできませんし、かえって症状の悪化に繋がることもあるので、蟻に噛まれた時にオロナインは塗らないようにしましょう。

また、薬を塗るで思い出したのは、『アンモニアを塗る』という方法を昔は取っていたようですが、結論からお伝えしますと、効果はあまりありません

たしかに蟻酸を中和する効果がアンモニアにはありますが、そもそもアンモニアは皮膚に入っていきにくいですし、アンモニアによって肌が荒れてしまうこともありますのでやめておきましょう。

症状が落ち着かなければ皮膚科を受診

痛みや痒み、腫れなどの症状が治まらない時は、皮膚科に行きましょう。

場合によっては、塗り薬以外に飲み薬やアレルギー反応があれば点滴などの処置もしてもらえるでしょう。

掻き壊してしまい、痕になったりしてはいけませんし、綺麗に治すためにも皮膚科を受診して治療された方がいいですね!

蟻に噛まれないようにする対策

そもそも蟻に噛まれたり、刺されない為の対策も取っていきたいですよね。

蟻に刺されてしまうかもしれない機会は、外でも室内でもあり得ます。

どこでも遭遇してしまう蟻に噛まれない為にどんな対策を取ればいいのでしょうか?

蟻に噛まれやすいという方は特に参考にしてみていただければと思います。

長袖・長ズボンを着用

庭や公園で過ごす際は長袖や、上着をサラッと羽織るなどして、肌の露出を最小限にするように心がけましょう。

庭仕事をする際は、ゴム製の手袋を装着するなどして作業すると安心ですよ。

また、庭用としてサンダルを外に置いたままにしている方は多いのではないかと思いますが、蟻がサンダルに隠れていることがあり、気づかず履いてしまい、噛まれてたなんてこともありますので、ご注意ください。

食べ物を置きっぱなしにしない

どんな種類の蟻も甘いものが好みです。

雑食な蟻もいますので、甘いものはもちろん、食事後そのままにしていたおかず、食べこぼしなど、あらゆる食べ物に寄ってくる可能性があります。

お菓子や調味料、食後の片づけはそのままにすることなく、すぐに片づけてテーブルや床は清潔な環境を保つ努力をしましょう。

余談ですが、蟻はゴムの香りが苦手なので、例えば砂糖のケースに入りきらず、袋に残ってしまった半端なものは、輪ゴムで止めて保管しておくと、蟻が寄り付かないのでおすすめですよ。

蟻の侵入を阻止する

家に蟻が侵入してくるときは、どこから入ってくるのか観察し、入り口をテープやパテなどで塞いでしまいましょう。

こういったものが使えない場所な場合は、侵入箇所に蟻の嫌いな酢水をスプレーで吹きかけて置いたり、ハッカ油をつけておくのも効果があります。

また、巣を発見したら、熱いお湯をかけたりコーヒーかすを置いておくと、蟻は苦手なニオイなので逃げてしまいますよ。

これらの方法なら、小さなお子さんやペットがいても安心して行うことができるかと思います。

まとめ

蟻はとても小さいですが、噛まれてしまうと大変な被害になりかねません。

蟻の種類によってはアナフィラキシー反応が起きてしまうこともあるので、もしも噛まれたら症状をしっかり観察し、処置を正しく行い、ひどくなりそうな場合や、蟻以外でもアナフィラキシーショックに陥ってしまったことのある方は、病院を受診されてくださいね。

そして噛まれない為の対策もしっかり行っていきましょう。




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