お風呂場や洗面所を清潔に保つために、意外と困ってしまう固形石鹸の置き場。置き場。
そんなとき、代用品や手作りで用意できたらわざわざ石鹸置きを買いに行く必要がなくなりますよね。
今回は石鹸置きの代用品や手作りアイテムを紹介していきます。
石鹸置き(石鹸ケース)の代用品を選ぶときのポイント
そもそも石鹸置きは、洗面台などの水回りを衛生的に保つ役割を果たしています。
直置きしないので使い終わった後に石鹸の水気を切ることができ、雑菌の繁殖を防いでくれるのです。
また、濡れたままの石鹸を置いておくと溶け出して消耗が早まってしまいますが、石鹸置きを使うことで長持ちするという効果もあります。
これらの役割を担っている石鹸置きの代用品を選ぶにあたり、次のポイントを押さえておきましょう。
水気が切れるものを選ぶ
石鹸は濡れたまま置いておくと表面が溶けてしまうので、消耗が早まってしまいます。
それに加えて置き場もベタベタになってしまうので、衛生的にも良くありません。
そのため、石鹸置きの代用には水気がよく切れるものを選びましょう。
表面が平らではなく、凹凸がついているものを選ぶと水切りが良い形状と言えます。
手入れのしやすい素材を選ぶ
石鹸はほぼ毎日のように使うので、石鹸置きは定期的に洗わないとヌメリやカビの原因になります。
しかし、洗いにくい素材や形状だとキレイに洗えなかったり手入れが億劫になりますよね。
そこで、代用品を選ぶときは簡単に水洗いできる素材や形状かどうかを重視しましょう。
使う場所に適した素材を選ぶ
石鹸を置く場所によっては、割れやすかったり重い素材を使ってしまうと落としてしまったときに危険です。
お風呂場の高い位置にある棚に置いたり、吊るす場合にはガラス素材や陶器などは使わないようにしましょう。
特に水場は手が滑ってしまうことがあるので、なるべく軽くて割れない素材を選ぶと安全です。
小さな子どもの手に届くところに置くときも同様に、落としても安全なものを代用品として選ぶことをおすすめします。
家にあるもので石鹸置きの代用
石鹸置きがないとき、身近にあるもので代わりに使えたら便利ですよね。
そこでまずは、家に置いてあるもので簡単に代用できるものを紹介していきます。
【身近にある代用品①】スポンジ
食器用スポンジやお掃除のときに活躍するメラミンスポンジなど、家庭には様々な種類のスポンジが常備されていると思います。
スポンジは水気を吸い取ってくれるため、石鹸置きとして使うと水はけが良く、石鹸を常に清潔に保つことができます。
また、石鹸が小さくなってきたらスポンジに染み込ませて掃除にも使えるため、一石二鳥の優れものです。
選ぶときには石鹸よりも大きいサイズであることと、水切りを良くするために表面の目が粗いことを重視しましょう。
このように代用品としてとても優秀ですが、スポンジに染み込んだ水分で雑菌やカビの繁殖には注意しなくてはなりません。
そのためにはスポンジを定期的に絞って水気を切り、汚れてきたら新しいものに取り換えるようにしましょう。
【身近にある代用品②】小皿+α
小皿が石鹸置きの代用になることは誰もが思いつきそうな定番の代用品ですよね。
もちろん石鹸置きとして十分に代用できるものですが、水を流すための穴が開いていないので、石鹸と小皿がくっついてしまうという難点があります。
しかし、小皿にビー玉や針金を組み合わせることでその問題を解決することができます。
小皿にビー玉をいくつか乗せることで隙間ができ、水切りが良くなるので石鹸のベタつきがなくなるのです。
カラフルなビー玉が小皿に乗ることで、華やかでかわいい石鹸置きになるのでおすすめです。
また、針金をぐるぐると巻いて小皿に乗せるだけで、簡単に水はけの良い石鹸置きが完成します。
どちらも機能性も優れていてインテリアとしての見た目も良いので、小皿+αの代用をぜひお試しください。
【身近にある代用品③】ネット
洗顔用ネットやキッチンで使う排水溝用ネットなどに石鹸を入れて吊るすという代用方法もあります。
ネットに入ったまま石鹸を使えて便利な上、水はけが良く衛生的な面でもとても優秀な代用品です。
吊るすことで洗面台やお風呂場などでも場所を取らないというメリットもあります。
洗顔用ネットは紐付きのものがほとんどですが、紐が付いていないものは手芸用のリボンや紐などで口を縛り、吊るすと良いでしょう。
【身近にある代用品④】珪藻土コースター
水分を素早く吸い取り、速乾性に優れていることからバスマットやコースターの素材として人気がある珪藻土。
この素材を使ったコースターは水分を吸い取ってくれるので、石鹸置きの代用としておすすめです。
100均などでも簡単に手に入りますが、なるべくでこぼこがついたものを選ぶようにしましょう。
その理由は、石鹸を置いた時に滑りにくくなることと水切りが良くなるメリットがあるためです。
注意点としては、水はけが良くてもコースターについた石鹸の滑りは取れないので、定期的に洗って乾かすことです。
【身近にある代用品⑤】フック+磁石
石鹸を清潔に使い続けるために直接置きたくない場合は、フックと磁石を使って浮かせてみましょう。
使い方は簡単で、磁石を石鹸に埋め込み吊るしたS字フックやマグネットフックにくっつけるだけです。
吊るしてあるので水はけも良く、磁石で簡単に取り外して使えるのでおすすめです。
また、材料も100均などで安価に手に入ることも代用品として優れています。
手作りアイデア品で石鹸置きの代用
市販されている既製品だけでなく、様々な材料を使って石鹸置きを手作りで代用している方も多いです。
ここからは、自作の代用品アイデアを紹介していきます。
【石鹸置き自作アイデア①】アクリル毛糸
トルコの方のyoutubeを見て作りました👏👏恐らくこちらもボディタオル…😅😅
— *hana* (@r0semary510) April 16, 2018
袋の中に石鹸を入れられるようになっています。
ウールの毛糸でリフ編みを編むと、厚みがあるので洗濯した時物凄く乾きにくいんですが、このトルコの糸ならアクリル&軽いのですぐ乾きそうです👕☀#リフ編み #トルコ糸 pic.twitter.com/ghaj6NGa9a
編み物が得意な人は、アクリル毛糸で自分だけのオリジナル石鹸置きを作ってみましょう。
スポンジのように編んで置いたり、袋状に編んで石鹸を入れて使うこともできます。
また、石鹸が小さくなってきたらそのまま掃除用として使うこともできるので無駄がありません。
アクリル毛糸を使った石鹸入れやスポンジの作り方はYouTubeなどでたくさん紹介されているので、ぜひ挑戦してください。
【石鹸置き自作アイデア②】人工芝
既出かもだけど100均の材料で固形石鹸がぬめぬめにならない石鹸置き作ったよ✨ハサミで切った人工芝を容器にはめるだけ🤗水気は下に落ちてすぐ乾くし人工芝が石鹸の滑り止めにもなってくれて見た目も可愛い😳❤️ケースと芝は定期的に洗うけど石鹸が水浸し&ぬめぬめしないので嬉しい😆✨ pic.twitter.com/bPnIWSQ0Wf
— お母ちゃん (@haham1085) August 15, 2017
人工芝をカットして石鹸を置くだけで代用品となる簡単アイデアです。
水はけが良く速乾性にも優れているので、常に石鹸を清潔な状態で使うことができます。
見た目も芝の緑色が清潔感があるため、洗面台やお風呂場のインテリアとしても使えるので試してみてください。
【石鹸置き自作アイデア③】陶器
「ボクが石鹸を見守ります!」
— NAO☆うさぎ’N本舗 (@naousagi) October 4, 2018
ソープディッシュを作ってます。
私なりの作りやすい手順があったはずなのに、久しぶりすぎてすぐに思い出せずにアタフタしちゃったわ(^_^;) pic.twitter.com/r5qZx1URmD
陶芸が趣味という方は、石鹸置きを作ってみましょう。
陶器素材は洗いやすく手入れがしやすいため衛生的にもおすすめな上、デザインも自在に作れるため、自分だけのオリジナル石鹸置きが作れます。
写真のようにでこぼこの溝を作ったり、底に穴をいくつか空けたりしておけば水が自然に流れるので衛生面も安心です。
陶芸をやったことがなくてもオーブン粘土を使って家で作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
【石鹸置き自作アイデア④】木の素材
楽しい石けん生活始めませんか?
— バリ雑貨&バリコスメのお店☆ピュアラバリ~Pure La BALI~ (@purelabali) April 27, 2019
石けんに夢中なスタッフによる『石せんの味わい方』!
当店自慢の【巨大な石けん置き】の製作秘話も暴露します(笑)https://t.co/Pw6QTMlnhr#石鹸 #ソープディッシュ pic.twitter.com/iH15Oo6QBh
100均で売っている木材を使って、木のぬくもりを感じるオリジナル石鹸置きを作ってみてはいかがでしょうか。
写真のような石鹸置きは木製フォトフレームを活用すれば簡単に作れる上に、インテリアとして水回りが一気におしゃれになりますね。
防水・防カビのためのニスを塗れば長持ちするので、仕上げに必ず施しましょう。
【石鹸置き自作アイデア⑤】3Dプリンタ
3Dプリンタで石鹸置きつくりましたー🐶💓💓💓 pic.twitter.com/gOJe6oCpBr
— Kimi (@kikiki927) May 7, 2016
3Dプリンタが家にあるという方は、質の高い石鹸置きが自作できるのでチャレンジしてみてください。
作るときには水切りができるように底をでこぼこにしたり、網目状にしたりと工夫して設計をすると衛生面でも優れた仕上がりになります。
【石鹸置き自作アイデア⑥】ペットボトル
ペットボトルで石鹸置きを作りました。
— のらいぬユキト (@norainuyukito) October 14, 2021
丁度下に出っ張りがあって取りやすいと思いました。
切った所は怪我しないようにヤスリがけしました。#ペットボトル #ペットボトルアート #アート pic.twitter.com/FIPPWitDcq
こちらは、ペットボトルの底の部分を切り取って作るアイデアです。
底の出っ張りが水切りの役割を果たしてくれるので、石鹸が溶け出してくっつく心配がありません。
ペットボトルはどのご家庭にもあり、汚れても躊躇なく新しいものに取り換えられることもメリットです。
【石鹸置き自作アイデア⑦】牛乳パック+トレー
石鹸置きがぜんぶふさがっていたのでトレーと牛乳パックで臨時の石鹸置き・・ 女子力の欠片もねぇ・・ pic.twitter.com/JD72OtA2Kd
— 祇園精舎のセリポリの声 (@selipori) April 15, 2020
普段捨ててしまうトレーと牛乳パックを使った即席石鹸置きのアイデアです。
トレーは洗面台などを汚さない受け皿となり、牛乳パックはギザギザに折ることで水切りを良くしています。
どちらも撥水性が高い素材なので、トレーに溜まった水をこまめに捨てれば簡単に清潔を保つことができるのでおすすめです。
【石鹸置き自作アイデア⑧】貝殻
昔磨いた貝殻🎶
— たーぼ(^密^ (^密^ (^密^)🙅♂️🙅♂️🙅♂️ (@Midnight_R134) December 9, 2020
お風呂の石鹸置きがないので使っちゃおうかぬ。 pic.twitter.com/ECkK8G7Fbu
海で拾ってきた大きな貝殻を石鹸置きの代わりに使うことができます。
きれいに磨くことでお店で売っているかのようなおしゃれインテリア小物になりますね。
ただし、貝殻の底が平らだと石鹸との接地面が広くなり水切りが悪くなってしまうので、なるべく底が深いものを選ぶと良いでしょう。
おすすめの石鹸置き
ここまで石鹸置きとして代用できる市販のものや自作アイデアをご紹介しましたが、正式な石鹸置きを使いたいという方も多いと思います。
そんな方に向けて、おすすめの石鹸置きを5つ紹介していきます。
SANNO 石鹸置き ソープディッシュ ソープホルダー
まずは強力な粘着性のある吸盤式石鹸置きです。
直置したときに生じる石鹸置き下のベタベタや、石鹸の水分が取れないという問題も、この商品のように壁にくっつけることですべて解決します。
このように衛生面でもメリットがありますが、吸盤も大きく粘着力が強いため、500グラムの重さまで耐えることができる安定感もおすすめする理由です。
また、素材はステンレススチールを使っているため洗いやすく、手入れが簡単なことも見逃せません。
Payevxo 石鹸置き ソープディッシュ ソープホルダー
こちらはシリコーン製のかわいらしいデザインの石鹸置きです。
花の形をした商品ですが、実は空気の循環を促進するためのデザインとなっているため、湿気をためないメリットがあります。
また、底の部分に密集している細かい溝は排水の役目を果たしており、水分を効率よく除去してくれるため衛生面でとても優れています。
上品な蓮のデザインなので、洗面台やお風呂場がまるで花が咲いたかのように華やかな印象へ変わるのも嬉しいですね。
珪藻土 石鹸置き oumino
珪藻土でできた水はけの良いこちらのトレー型石鹸置きもおすすめです。
吸水性と速乾性にとても優れていて、濡れた石鹸を置いても10秒という驚きの速さで乾燥してくれます。
それだけでなく、防菌・防カビという除菌性も高いため、常に石鹸とその置き場を清潔に保つことができる商品です。
こちらは石鹸だけではなく歯ブラシやハンドソープなど洗面所周りのグッズ置き場としても適しているため、用途が幅広いのも特徴です。
マグネットで吊り下げる お洒落 石鹸ホルダー
こちらは石鹸にマグネットを押し込んで、石鹸をホルダーに吊り下げるタイプの商品です。
直置きすることで水切りが悪く石鹸が溶け出したり、置いた場所がベタベタで汚れるストレスも、こちらの商品ですべて解決します。
石鹸に埋め込む磁石がギザギザしているので石鹸との接着度も高く、落ちる心配もありません。
掃除もほとんど必要ないにもかかわらず、使い切るまで石鹸を清潔な状態に保つことができるのは嬉しいですよね。
Anwenk (アンウェンク) 石鹸置き 木製 ソープセーバーホルダー
最後は木製のおしゃれな石鹸置きです。
隙間を空けて木が組まれており、その上に石鹸を置くことで水はけの良さを考えられた作りになっています。
底の形も石鹸に合わせたカーブを描いているので、滑りにくく安定していることが分かります。
石鹸置きがないときの代わりまとめ
石鹸置きがないときは身近にあるもので代用したり、自分だけのオリジナル石鹸置きを手作りすることもできます。
代用するときや自作するときに気をつけたいポイントは、石鹸を清潔に使うために水切りの良いものにすることと、手入れのしやすい素材を選ぶことです。
このポイントは正式な石鹸置きを購入するときにも重視しましょう。
いつもの洗面台やお風呂場に石鹸置きを加えることで、いつもより快適でおしゃれな空間にすることができるので、ぜひ色々なアイデアを取り入れてみてください。